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今日から学校は休校に。対象の子どもを持つ親の休暇中の賃金を政府が全額助成!?

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

2月中旬から一気に拡大してしまった新型肺炎の影響で、マスクだけでなくトイレットペーパーなども品切れ状態となりました。

 

全国で小中学校の休校は始まった!! 政府は保護者への助成を発表!!

対応が遅い遅いと非難されていた政府が打ち出した政策が「全国の小中学校の休校」というものでした。

2月28日金曜の夜に発表して3月2日の月曜日からという急な施策で賛否両論が巻き起こりました。

 

そして、その休校初日となった本日、対象となった子どもの世話をするために休まざるを得なくなった人たちへの補償を発表しました。

 

 厚生労働省は2日午後、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための臨時休校に伴う保護者の休職支援策を発表した。新たな助成金制度を設け、保護者に有給休暇を取得させた事業主に対し、原則として、休暇中に支払った賃金全額を支給する。正規雇用だけでなく、非正規雇用の従業員も対象とする。
対象は、臨時休業した小学校や特別支援学校(高校まで)、幼稚園、保育所、認定こども園などに通う子どもを世話する保護者。子どもが風邪症状などウイルスに感染した恐れがある場合も対象とする。
事業主が年次有給休暇とは別に、賃金を全額支給する有給休暇を取得させた場合、休暇中に支払った賃金全額を支給する。大企業、中小企業とも共通で、支給額は1人当たり日額8330円を上限とする。
新たな助成金制度を適用するのは、2月27日~3月31日の間に取得した休暇とする。
出所)「臨時休校で有給休暇、賃金を全額助成…厚労省が保護者支援」讀賣新聞オンライン2020年3月2日配信

 

休校を発表した際の否定的意見が多かったひとつが、預かり先がなくて子どもの世話ができない、あるいは世話をするために仕事を休まないといけないがその場合の収入減が家計に重くのしかかるといったものでした。

 

全額助成(とはいえ日額上限など制限はあるが)という文字が躍っていますが、子どもをもつ親が右往左往しなくていいように実施するこの施策は一定の評価ができると思います。

 

助成の対象ではない人たちはどうすれば!?

ただし、誰かが休暇をすると別の誰かが穴埋めするのが一般的ですが、少ない人数で仕事をおこなう人たちに労働量や労働時間にしわ寄せがいく可能性が容易に想像できます。

 

残業が増えることも想像できますし、無理をすることで免疫力が落ちて病気にかかることも考えられます。

 

そして今回の助成の対象から外された「子どもがいない人」、「親等の介護をしている人」、そして「フリーランス」のような働き方をしている人、これらの人たちへの支援は考えられているのでしょうか。

 

新型肺炎の影響で苦しんでいる人はたくさんいます。

というより国民全員が苦しんでいるわけです。

 

政府がマスクを購入して北海道に配るといった話もそうですが、対象から外れた人たちにとっては税金だけが重くのしかかってくるともいえます。

 

マスクにしても、助成金にしても、どうせ実施するのであれば、諸外国にみられるように、一部の人たちだけではなく国民全員に平等に分配する施策を選択することはできなかったのでしょうか。

 

 

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