AI(人工知能)で人間の仕事はなくなる≒オオカミが来たぞ!
こんにちは、さんちゃんです。
AIによって、10~20年後には人間の仕事の半分が奪われる!?
マイケル・オズボーンとカール・フレイによる超有名な論文(THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?)が2013年に発表されてからはや5年。
どんな論文かを簡単に言うと、近い将来には創造的でクリエイティブな業務とはいえない単純作業はほぼすべて人間の手を離れ、AIや機械が実施することになるといったお話ですね。日本でも大々的に紹介されましたので、その後、あの仕事がなくなるのではないか、この仕事もなくなるのではないか、さあ人間はどうするべきなのか、みたいな話があちらこちらでささやかれています。
IT革命やOA化とほとんど一緒、定期的に繰り広げられるオオカミが来たぞ!
ところが、実際には、似たような話は定期的に叫ばれています。記憶に新しいところで言うと、1990年代、まさにIT革命と呼ばれた時代。パソコンが世界を変える、会社から紙の資料がなくなるなんて言われてましたが、確認用にプリントアウトするわ、間違っているので再度印刷するわで、肌感覚だとむしろ紙の資料が増えたんじゃないかと思うほどでした。
ちなみに1970年代にも、OA(オフィスオートメーション)化が叫ばれ、パーソナルになる前のコンピュータが世界を変える、・・・以下略・・・。要するにマモーとルパンが戦っていたあの感じですね(『ルパン三世 ルパンVS複製人間』)。違うか。
このように、「〇〇によって仕事がなくなる」という主張は、20~30年周期で訪れる技術革新に対する一般的反応のひとつですので、慌てず焦らず上手く対応していくことが大切になってきます。
なかには、会計士のような高度な専門職でも仕事を細分化していくと、チェックリストで確認するだけの監査業務はAIに置き換わるみたいな話もあるようですが、これを会計士の仕事がなくなると捉えるのか、会計士は雑務から解放されてより創造的な仕事に集中できるという風に捉えるのか、そこは気持ちの持ちようですね。