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少子化でも学生マンション盛況! 祖父母の期待を背負ったランドセル市場の申し子たち

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

受験生のみなさん、センター試験お疲れ様です。
本日はあいにくの雨模様ですが、慌てずじっくり持てる力を発揮できたでしょうか。

センター試験が終われば、各大学で一般試験が繰り広げられます。
いよいよ進路が決まってくる時期となりました。

 

そして地方から都市部への大学に入学する場合、実家をでて一人暮らしを始めるという人も多いと思います。
今回のブログでは、朝日新聞の記事に「少子化なのに学生専用マンション? 大手参入三つの狙い」(2019年1月19日配信)を参考に、学生専用マンションについてビジネスの視点から紹介します。

 

新しいタイプの学生専用マンションが人気のようです。

ちょっとおしゃれな「学生専用」の賃貸マンションが次々に登場しています。風呂・トイレ別は当たり前、プライバシーは保ちつつ、シェアハウスのように共用スペースで交流を楽しめる物件も。

 

 

記事によると、東急不動産、伊藤忠都市開発、三井不動産レジデンシャルなど大手企業の参入が相次いでおり、学生専用マンションはほぼ満室状態になっています。

 

なぜ、少子化のさなか、学生専用マンションへの参入が増えているのか。

記事によると、ポイントは次の4です。

1.少子化ではあるが大学進学率の上昇により顧客数は減少していない
2.外国人留学生の増加もあわせて見込んでいる
3.分譲マンション用の駅近物件でなくても大学に近い郊外物件の需要が見込まれる
4.未来のマイホーム商戦として、学生に認知度を高めて将来顧客の囲い込みを見込んでいる

 

さらに、私なりに付け加えるとしたら、

5.短期間(最長4年)での契約になるため回転率が高い
6.身元保証がしっかりしているため家賃滞納等のトラブルが少ない
7.少子化の影響で、一人の子ども(祖父母からすると孫)にかけられる費用が大きい
8.そのため安全・安心・高級を志向する顧客層を対象とした高付加価値マンションが提供できる

などが考えられます。

 

祖父母の期待≒安全・安心が確保された高付加価値マンションが人気

最近では敷金礼金など少額さらには無料というマンションもありますが、学生専用マンションでは「安心保証パッケージ」を提供している物件が少なくありません。
管理人常駐や24時間電話相談ダイヤル、宅配BOXやコンシェルジュサービス、カフェ等の併設など交流の場を提供するなど高級マンションのようなサービスが充実しています。
そして、オーナーとしてはこれらのパッケージをオプション料金として契約時に4年間サービス契約等で支払う形態とすることで家賃以外の収入を得ることができます。
学生専用マンションは回転率が高く契約時の一時金収入が見込める優良物件ということになります。

 

また、身元保証として保護者と大学の両方から追跡可能なため、よほどのことがない限りトラブルに発展しません。
つまり、大学生は優良顧客ということができます。

そして、少子化の影響で一人の子どもにかけることができる費用が多くなっています。
両親だけでは教育費用の工面が難しくても、子どもの成長イベントごとに、それぞれの祖父母からの支援が期待できます。

小学校入学時にはランドセルや学習机、中学校・高校入学時には制服、通学カバン、タブレットPCなどを祖父母が購入して孫が使用するというケースが増えています。

 

大学に入学して一人暮らしをはじめるとなるとマンションや引越費用など高額な初期費用がかかるわけですが、ここでも祖父母は頼りになる存在となっています。

両親の期待に加えて祖父母の期待が上乗せされたかたちで、安心・安全・高級志向といった高い付加価値がついた学生専用マンションの人気が高まっていると捉えることができます。

 

もちろん、今でも苦学生はたくさんいますし、実家暮らしで大学に通う学生も一定数います。
それでも高付加価値マンションを志向する学生および保護者の需要はつづくと予想されています。

 

ぜひ4月からの大学生活では、安全・安心で快適な住環境のもと勉学に励んでいただきたいと思います。

 

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