ミニストップが加盟店との利益配分の見直し検討! コンビニ業界はどうなる!?
こんにちは、さんちゃんです。
ここにきてコンビニ業界にまた大きな動きがありました。
ミニストップが加盟店オーナーとの利益配分の見直しに言及
イオン参加のミニストップが加盟店オーナーとコンビニ本部のあいだにおける利益配分を見直すことを検討すると発表しました。
イオン傘下のコンビニエンスストア大手ミニストップは23日、加盟店との収益分配の見直しを検討すると発表した。詳細については今後詰める。
同社は「加盟店との関係や雇用問題など、社会環境の変化への対応は十分ではなく真摯(しんし)に反省している」と指摘。その上で「加盟店と本部の利益配分の在り方を含めたフランチャイズビジネスそのものの変革を進める」と強調した。
出所)「加盟店との利益配分見直し=「対応不十分だった」-ミニストップ」時事通信2019年4月23日配信
詳細は今後詰めるということですので内容はまだわかりませんが、フランチャイズビジネスそのものの変革を進めるというメッセージは業界全体に大きなインパクトを与えそうです。
コンビニ大手各社の取り組み
セブンイレブンの加盟店オーナーが24時間営業を取りやめる決断をしたところから端を発したコンビニ本部とのトラブルが公になってから、セブンイレブンはもちろんコンビニ各社は様々な取り組みを発表しています。
セブンイレブン~時短実験を3月から開始~
1都7県の直営10店舗で営業時間を午前7時から午後11時に限定した売上や商品の搬入などへの影響を調べる時間短縮実験を3月21日から開始しています。
セブン営業時間問題、時短実験開始で一歩前進! 鍵を握る2人の人物とは!?
ローソン~7月から深夜時間帯完全無人化の実験を開始~
7月から深夜時間帯における完全無人化の実験をおこなう計画を発表しました。
セブンイレブンの時短実験とは、24時間営業のなかで無人化がどれだけ機能するかを実験するというところに大きな違いがあります。
ローソン、深夜時間帯の完全無人化実験を発表! セブンがやれば株が上がったのに・・・
ファミリーマート~時短実験をFC店舗を含む270店舗で拡大実施~
24時間営業の見直しに向けて、営業時間を短縮する実証実験を6月から開始すると発表しました。
2017年から一部店舗で実施してきた時短実験ですが、今回のことを契機に対象店舗を拡大してフランチャイズ(FC)店舗を含む270店舗に参加を呼び掛けるとしています。
ファミリーマートも24時間営業見直しの実証実験を拡大! 24時間営業はどうなるのか?
ミニストップ~加盟店との利益配分の見直しに言及、フランチャイズビジネスの変革に挑む~
そして本日、加盟店オーナーとコンビニ本部とのあいだの利益配分の見直しについて言及しました。
ミニストップの発表は、これまで他社が発表していた「営業時間の短縮に向けた実験」や「営業時間のなかで無人化の可能性を探る実験」とは大きく異なる論点となっています。
加盟店オーナーとの関係性の見直しは、まさにフランチャイズビジネスの本質的課題のひとつに踏み込んでの発言となります。はやければ25日にも正式発表が公表されるということで注目が集まっています。