日経平均は大幅安、新興マザーズは上昇! 明暗分かれた令和相場のはじまり!
こんにちは、さんちゃんです。
大型10連休も終わり、街中は平静を取り戻しています。
いよいよ令和のはじまりといった感じです。
令和相場のはじまり! 明暗分かれる株式市場
株式市場も11日ぶりに開かれました。
株式市場の再編がいわれていますが、令和初日の株式市場は東証1部と新興マザーズとで大きく明暗がわかれる結果となりました。
軟調な日経平均~米中経済摩擦の再燃を懸念か?
日経平均は前営業日(4月26日)と比較して335円01銭安の2万1923円72銭で取引を終えました。
日曜日にアメリカのトランプ大統領が中国に対して追加関税を10%から25%に引き上げるとツイッターで公表したことを受けて中国・上海市場が5%を超えて下落したほか、他のアジア市場やヨーロッパ市場も軒並み下落しました。
また、アメリカ・NYダウも大混乱、一時は470ドル以上の急落となりました。
10連休前は米中の貿易摩擦もいい方向で調整中とのニュースが流れていたこともあり、ここにきて両国の摩擦や世界経済が減退するといった懸念が再燃した形となっています。
そういった海外市場の動向を受けて、日経平均は300円以上の急落となりました。
数日前までは令和のご祝儀相場で上がるのでは、ともささやかれていましたが残念ながら令和初日の相場は散々なものとなったといえます。
しかし、前例のない大型10連休をはさみ、米中での摩擦が再燃というニュースが飛び込んできたことを思うと下げは限定的といえるかもしれません。
堅調なマザーズ指数~個人投資家の買い戻しの動き?
一方、新興市場であるマザーズは前場(午前の相場)、後場(午後の相場)ともに堅調な推移で前営業日比9.07ポイント増の953.70で取引を終えました。
比較的個人投資家の取引が多いマザーズ市場ですから、10連休前に持ち越さずに売却した人たちが買い戻しの動きをしたのかもしれません。
明日以降の株式相場はどうなるのか?
日経平均は大幅下落となりましたが、個別銘柄をみていくと株価が大きく上昇した銘柄もありましたので、最悪の予想のひとつである株式市場全面安の大暴落というわけではありませんでした。
また日経平均は大きく下げましたが、マザーズをはじめジャスダック、そして東証2部も上昇して取引を終えましたので、明日以降どちらに転ぶのか蓋を開けてみないとわからない状況です。
消費税増税や米中摩擦など不安視される要素は国内外にたくさんありますので、下落相場を想定している人が少なくありませんが、2019年が始まるときも同じように不安をあおるコメントにあふれていたことを思い起こすと相場を冷静に判断することの重要性が大切となります。
期待を込めて、2018年からもう一段の上昇相場になってくれることを祈っています。