パジェロ、37年の歴史に幕! フレンドパークやパリ・ダカールラリーで一躍人気車種に!
こんにちは、さんちゃんです。
一世を風靡した三菱自動車「パジェロ」の生産が8月をもって終了します。
国内向け生産が8月に終了。37年の歴史に幕
2019年4月24日、三菱自動車は8月をもってパジェロの国内向け生産を終了することを発表。現在は寒冷地仕様やリアデフロック、電動ロングサンルーフなどが標準装備になる特別仕様車「FINAL EDITION」が発売されています。
出所)「37年の歴史に幕を下ろす「パジェロ」栄光の軌跡を振り返る」&GP(2019年8月4日配信)
懐かしいCMをひとつ。
パリダカや映画『私をスキーに連れてって』で大人気!
世界一過酷なモータースポーツと呼ばれるパリダカ(パリ・ダカールラリー)で、1987年に篠塚健次郎さんのパジェロが総合3位に入賞しました。
砂漠を颯爽と駆け抜けていくパジェロの勇姿がテレビで放送されたことで一躍注目の車となりました。
そして同年11月の映画『私をスキーに連れてって』が大ヒットするとスキーブームとも相まってパジェロの人気はうなぎのぼりとなりました。
『関口宏の東京フレンドパーク』の高額商品としてお茶の間にも浸透!
その後もテレビ番組『関口宏の東京フレンドパーク』で出演者が最後に繰り広げられるダーツゲームの高額商品として「パジェロ」が登場しました。
ダーツボードを回転させながら、観客が「パ・ジェ・ロ!パ・ジェ・ロ!」と盛り上げる演出はお茶の間に浸透し、一時は自動車のことをよくわからない子どもまで「パジェロ、パジェロ」と連呼するような社会現象を巻き起こしました。
このように考えると、パリダカール・ラリーへの参戦、テレビ番組のスポンサーとして自社の自動車を景品として登場させるという三菱自動車の戦略は成功したといえます。
その後、3回のモデルチェンジをおこない現在の4代目パジェロが8月で国内生産を中止するようです。
ふり返ってみると、モーターレース、RV(SUV)、スキー、テレビ、など昭和から平成を代表するキーワードが盛りだくさんです。
日本全体が勢いのあった時代といえるかもしれませんが、現在は三菱自動車もあの頃のような勢いがみられなくなったことは残念です(不正・不祥事もあったりと自動車それ自体とは離れたところで残念な出来事もありました)。
三菱と言えばパジェロ以外でもランエボ(ランサーエボリューション)などかっこいい自動車を作り続けてきた会社ですから、ぜひ世間をあっと驚かすような新しいラインナップを期待したいところです。