ゆうちょも不適切投信販売・・・ かんぽの架空登録など問題が続々発覚!!
こんにちは、さんちゃんです。
かんぽ生命保険の不正販売問題に関連して、新たに架空登録の手口が発覚しました。
さらに同じ日本郵政グループのゆうちょ銀行も社内規範に違反した不適切な契約をしていたことが発覚しました。
かんぽ生命の架空登録は詐欺の手口!?
かんぽ生命保険の不正販売問題を巡り、一部の郵便局員が顧客の名前の読み仮名や郵便番号を意図的に変えて登録し、古い契約からの乗り換えにもかかわらず、別の人物との新規契約を装っていたことが分かった。内部評価の高い新規契約として、営業実績や手当金を不当に得ていたという。大分中央郵便局(大分市)で多数発覚し、かんぽ生命と日本郵便が同様のケースがないか全国で社内調査を実施している。
複数の関係者が西日本新聞の取材に証言した。不正の手法は複数あり、読み仮名に本名にない濁点を加えたり、逆に外したりするほか、郵便番号の下4桁に架空の番号を記入していた。同郵便局では数人が関与したという。
…中略…
「詐欺の恐れ」コンプライアンス問題に詳しい郷原信郎弁護士の話
事実であれば、顧客情報を虚偽登録した郵便局員は、日本郵便から不当に多くの手当金を受け取っていたことになり、詐欺に当たるのではないか。見過ごしてしまった会社の管理上の問題もある。こうした不正が常態化すれば、現場のモラルを著しく低下させてしまう。日本郵便は徹底した調査を行い、厳正に対処するべきだ。
出所)「かんぽ保険、顧客を虚偽登録 読み仮名の濁点外す、架空の郵便番号…新規契約装い手当金」西日本新聞2019年9月13日配信
以前、Vシネマ「ミナミの○王」で似たような詐欺事件が描かれていました。
「中田」と「なかた」「なかだ」と濁点の有無で複数の人物で登録することで架空の契約をでっちあげることができます。
記事によると、不正が多数発覚したということですから、今後の展開次第では弁護士の郷原氏が指摘するように詐欺として事件化するかもしれません。
ゆうちょ銀行も不正な営業を実施!
ゆうちょ銀行が70歳以上の高齢者に販売する投資信託で、健康状態や商品の理解度を確認する社内規定に違反した不適切な契約が約1万9千件に上ることが12日分かった。直営233店のうち9割で約1万7千件の不適切販売があったことが6月に表面化し、販売を委託する郵便局での扱いも調べた結果、同様の事例が約2千件見つかった。
ゆうちょ銀は13日に記者会見し、不適切販売の詳細を発表する。同じ日本郵政グループであるかんぽ生命保険の不正販売を受け、ゆうちょ銀は郵便局での投信販売を自粛しているが、グループ全体への信頼は一段と揺らぎそうだ。
出所)「ゆうちょ、不適切投信1.9万件 高齢者に販売、社内規定違反」共同通信2019年9月12日配信
ここまでくると、日本郵政グループが実施している保険や投信の営業販売は、お年寄りを食い物にするような営業姿勢でのぞんでいたのではないかと疑惑が頭をもたげます。
郵便局の言うことだから、信頼できる、信用できる、といった頭から信用しきっている善良なお年寄りを対象に不適切な営業販売をしていたわけですから、誰を信用していいのかわからなくなります。
これから、人生100年時代の到来、老後2000万円不足問題などと何かと老後資金の重要性が叫ばれていますが、民営化したとはいえ知名度、規模ともに超一流の金融機関がこのようなことを繰り返しているようでは老後の不安はつきません。