次世代の100人に小泉進次郎環境大臣が選出! なぜ日本で批判が多いのか!?
こんにちは、さんちゃんです。
小泉進次郎環境大臣がアメリカTIME誌の「次世代の100人」リーダー部門で選出されました。
日本ではその発言に逆風が吹いている小泉大臣ですが、その理由を考えます。
TIME誌に小泉進次郎環境大臣が選出! 次世代のリーダーとして!
アメリカのTIME誌が選ぶ「次世代の100人」に、小泉進次郎環境大臣が選ばれた。 選評では「日本の有権者の多くは、安倍首相の後継者が誰になるか既に知っている。38歳の小泉進次郎だ」と綴られ、気候変動問題に対する「セクシー」発言も紹介された。
…中略…
以下のように評された。(全文)
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安倍晋三首相は11月20日に、第三次(もしかすると最後の)内閣任期中に、通算在任日数日本最長の首相になる見込みだ。そんな中、日本の有権者の多くは、安倍首相の後継者が誰になるか既に知っている。38歳の小泉進次郎だ。 環境大臣になって最初の数週間で、小泉氏は気候変動との戦いを「セクシー」で「楽しい」ものにしたいと述べ、眉をひそめさせた。 一方で、早速の成功もおさめている。人口の多い横浜が、東京、京都に加えて、2050年までに二酸化炭素排出量を事実上ゼロにすると誓った。
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出所)「小泉進次郎氏、TIMEが選ぶ「次世代の100人」に。セクシー発言は「眉をひそめさせたが…」」ハフポスト日本版2019年11月17日配信
賛否両論を併記しながらも、次世代のリーダーとして安倍晋三首相の後継者的位置づけで紹介されています。
なぜ、小泉進次郎環境大臣に逆風が吹いているのか!?
とはいえ、小泉環境大臣については就任さらには結婚発表前後から逆風にさらされるような批判記事が目立つようになりました。
セクシー発言にとどまらず、過去の発言にさかのぼりポエムのようだと話題になりました。
またキャスターの滝川クリステルさんとの結婚発表を鑑定で実施したことも話題を集めましたが、それについても公私混同ではないかとの意見や、いわゆる「できちゃった結婚」であったことも批判の対象となりました。
さて、小泉進次郎環境大臣の絶大な人気については周知の事実ですが、今回のセクシー発言などを含めた逆風騒動から、小泉大臣の人気のメカニズムに迫ります。
まずは小泉進次郎環境大臣の人気の理由を考えます。
人気の理由1.ルックスと若さ
身も蓋もない理由ですが、数多いる政治家のなかで小泉大臣は端正な顔つきとすらっとしたスタイルでそのルックスの良さはひと際目を引く存在といえます。
また現在38歳という年齢は政治家のなかでは若手でありフレッシュ、さわやかさなどあふれんばかりです。
人気の理由2.弁悦あざやかな口調
ポエムだと揶揄されることもありますが、その弁悦は非常にあざやかなものがあります。
印象的なフレーズを織り交ぜることで大衆の心を打つ話し方は、父親である小泉純一郎元総理大臣を彷彿とさせます。
人気の理由3.父親・小泉純一郎元総理の存在
政策それ自体の賛否は置いておいて、小泉環境大臣の父親である小泉純一郎元総理大臣の存在の大きさも人気の理由のひとつです。
実際、抵抗勢力に立ち向かうヒーローとして小泉元総理をみていた人も多く、その面影を小泉進次郎環境大臣にあてはめているわけです。
どれだけ二世や三世が批判されようとも、小泉家の威光はやはり強大なものがあります。
このような理由から、いいとこのおぼっちゃまでありルックスの良い青年「小泉進次郎」は、政界のなかでのジャニーズタレント、演歌歌手のなかでの氷川きよしさんのような熱狂的なファンを獲得していきました。
その中心的存在は、主婦層、それもある程度の年齢のいった小泉進次郎さんと同年代の子どもをもつ世代の女性に圧倒的人気を誇っていたといえます。
一方で、不人気の理由、逆風が吹き荒れている理由もこれまで紹介した人気の理由と紙一重といったものがあるように感じられます。
不人気の理由1.外見重視で成果が見えないにも関わらず出世することへの妬み
ある意味ではルックスの良さや若さに対する一定の層からの「ひがみ」です。
特に、仕事の実績が乏しい(若手である以上、仕方のない部分はあるが)にも関わらず重要な役職を歴任するなど出世街道を駆け上り、大臣の椅子まで手中におさめた小泉進次郎環境大臣に対しては地味ながら着実に仕事をこなすタイプの中高年男性にはひがまれる存在であることは間違いありません。
それは政界(同じ政治家)だけではなく、一般社会においても変わらない事実だと感じます。
たいした実績もない若手が親の七光りで好き放題発言をするわ、女性の受けがいいわでは、ひがみねたみの一つも言いたくなるのが人間というものです。
そういった積もり積もった感情が、逆風の小泉環境大臣に向かっていることは間違いありません。
不人気の理由2.できちゃった結婚とそのお相手
人気の理由3.でも記述しましたが、小泉環境大臣の熱狂的な支持者層は、彼の母親世代の主婦層だったと考えられます。
そういった中高年の主婦層が最も忌み嫌うことのひとつに「できちゃった結婚」があります。
近年では「授かり婚」という言い方もありますし、一時のバッシングの嵐とはなりませんが、それでもズルい、だらしない、情けない、潔くないなどといった印象をもつ女性が少なくないのが事実です。
また、このような人たちの「理想の嫁像」として、どちらかというと控えめで旦那をたてて家庭を切り盛りする女性を嫁にと好む保守的な世代ともいえます。
そういった観点でいうと、滝川クリステルさんは自立した強すぎる女性であり、それでいるにも関わらずのできちゃった結婚という事実が小泉進次郎・滝川クリステル夫妻の毛今発表に対して諸手を挙げての祝福ムードとならなかった理由といえるかもしれません。
このように考えると、最も小泉進次郎環境大臣を支持する中高年主婦層の離反と、もともとよく思っていなかった中高年ビジネスマン層からのより一層の反発とがあいまって小泉大臣への逆風となっていることがわかります。
これから環境大臣として、また政治家としてどのような道を歩まれるのかはわかりませんが、まずは「目に見えるかたちで成果を示す」ことが小泉進次郎環境大臣に求められる第一歩ではないかと考えられます。
環境大臣というポストは、目に見える成果を示すことのできる役職ですので、これまでのように発言だけの人物という評判を払しょくするには大きなチャンスともいえます。
もちろん、このまま目に見える成果がないままであれば、小泉大臣への評判は下落の一途をたどり親の七光りと揶揄されるだけの人物に成り下がる危険もあります。
ご本人も理解をしたうえで環境大臣となることを了承したわけですから、これからの小泉進次郎環境大臣の活躍に期待します。