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武漢市からの脱出劇! 日本を含め各国政府がチャーター便を運航か!?

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

沈静化されるどころか日に日に深刻度を増しているかのような報道が続いている新型肺炎ですが、移動が制限された武漢市に居住や滞在している自国民を中国から自国へと脱出するためのチャーター便を各国政府が検討しているようです。

 

アメリカ、フランス、ロシア、韓国などの対応

 中国中部での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米国務省は26日、旅客機を手配し、流行の中心地武漢(Wuhan)に取り残された米国人の職員と民間人を避難させると発表した。前日には、フランスの自動車最大手PSAグループも、武漢駐在員を出身国に帰国させると発表したばかり。
米国務省が中国在住の米国人に宛てた電子メールによると、米国人を乗せた旅客機は28日に武漢を出発し、サンフランシスコに向かう。ただし、民間人を乗せられる数には限界があるという。
出所)「米国務省、武漢の米国人を帰国へ 仏自動車大手PSAも駐在員を国外避難」AFP=時事通信2020年1月26日配信

 

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、アメリカ政府は武漢市にいるアメリカの外交官や市民を退避させるため、きょうにもチャーター便を運航させる手続きをしているという。
また、韓国の外務省は武漢在住の韓国人を退避させるチャーター便の準備を進めていると明らかにした。在中国のロシア大使館も「我々は武漢にいるロシア国民から、脱出したいという要望を受けている」として中国当局と協議を進めている。一方、フランス政府は武漢にいるフランス人が武漢を離れたいと希望した場合、バスを手配する検討を始めた。
出所)「アメリカに続いてロシア、中国、韓国、フランスも…自国民を武漢から退避させる動き」AbemaNews(2020年1月26日配信)

 

このような各国の対応に対して、中国政府も協力的に対応しているようです。

 

 中国での新型コロナウイルスによる肺炎拡大を受け、米政府が湖北省武漢市に取り残された米国民を米国に脱出させるためのチャーター便の手配を進めていると伝えられたことに関し、中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は26日談話を発表し、米側が武漢総領事館員の撤退を希望していると明らかにした上で「国際慣例に基づき相応の手配と必要な協力を行う」とした。
また在中国ロシア大使館の担当者は、自国民を武漢や湖北省から退避させる方法について中国側と協議していると明らかにした。ロシア通信が25日伝えた。
出所)「新型肺炎 米国人の武漢退避で中国政府が協力表明」産經新聞2020年1月26日配信

 

日本の対応

 安倍総理は26日、中国で感染が拡大している「新型コロナウイルス」による肺炎をめぐり、武漢市に住む日本人について「中国政府との調整が整い次第、チャーター機などあらゆる手段を追求して希望者全員を帰国させることにした。調整を一層加速して速やかに帰国を実現させたいと考えている」と明らかにした。
出所)「武漢在留邦人の帰国希望者にチャーター機派遣へ 安倍総理」AbemaNews(2020年1月26日配信)

 

 安倍晋三首相は26日、新型コロナウイルスの肺炎が発生した中国・武漢市に滞在する邦人について、チャーター機などで希望者全員を帰国させる考えを示した。公邸で記者団の質問に答えた。
出所)「日本人、希望者全員を帰国させると首相」共同通信2020年1月26日配信

 

国際的に不安感が高まっているようです。

 

いきなり市外への交通手段が封鎖された人たちにすると一刻も早く脱出したいと考えていても不思議はありません。

 

同時に、帰国を希望している人のなかにも感染している人がいるかもしれないという不安を拭い去ることはできないでしょう。

 

各国政府は判断が難しい局面へと進展してしまっていることに頭を悩ましていることかと思いますが、迅速かつ丁寧な対応を期待しています。

 

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