記録的豪雨で多数の被害…。 毎年のように繰り返される悲劇!
こんにちは、さんちゃんです。
本格的な梅雨となっていますが、九州地方を中心に記録的豪雨による甚大な被害がでています。
数十年に一度の大雨? 毎年のように言ってないか?
停滞する梅雨前線の影響で、九州地方は6日、記録的大雨となり、一部地域で1時間雨量100ミリ超の猛烈な雨が降った。局所的な豪雨をもたらす「線状降水帯」が発生したとみられ、気象庁は午後4時半、「数十年に1度の大雨」として、福岡、佐賀、長崎県の17市町に大雨特別警報を発表。九州7県で約36万9千世帯79万4千人に避難指示が出された。7日も非常に激しい雨が降る見込み。気象庁は、土砂災害や河川の増水・氾濫に対して最大級の警戒を呼び掛けている。
出所)「福岡、佐賀、長崎に特別警報 九州で記録的大雨、79万人に避難指示」西日本新聞2020年7月6日配信
大雨と特別警報が発令され約79万人に避難指示がでました。
「数十年に1度の大雨」とのことです。
うーん・・・。
この手の言葉は毎年のように使われているような気がしないでもありません。
○○年に1度の天才、美しすぎる○○、などともよく似た表現なのかもしれませんが、とりあえず被害が大きければ使用しておけばいいというような表現に成り下がっているように感じてしまいます。
とはいえ今年は新型コロナの影響もあって、なんとなく大雨を軽視していたところがあったのかもしれません。
(もちろん今回の大雨を最大限に警戒して命を最優先とする行動を取っている人が大半ですが)
たくさんの死者、行方不明者が! 避難生活もコロナの恐怖とダブルパンチ・・・
熊本県南部を襲った記録的な大雨の被災地では6日、球磨村や人吉市などで新たに死者が確認され、同県内の死者は計44人となった。
県によるとこのほか、1人が心肺停止、10人が行方不明となっている。熊本県は同日も強い雨に見舞われ、土砂崩れや河川の氾濫など二次災害の恐れが強まっている。
鹿児島、宮崎両県などでも猛烈な雨が降り、鹿児島県では南さつま市で新聞配達員の男性(63)が行方不明となった。福岡、佐賀、長崎各県でも同日午後に猛烈な雨となり、3県の一部地域に大雨特別警報が出された。
出所)「死者44人、心肺停止1人 不明10人捜索続く 強い雨、二次災害警戒・熊本豪雨」時事通信2020年7月6日配信
午前11時半現在の人吉市の天気だが、雨は30分ほど前にやみ、空も明るくなってきていて、日が差し始めた。市内10カ所の避難所のうち、最も多いおよそ600人が避難をしている「人吉スポーツパレス」。換気対策で、入り口すべて扉が開いている。そして、入るとすぐに、アルコール消毒液が設置されている。
中を見ると、スペースも広く取られていて、世帯ごとに仕切りを設けるなど、3つの「密」を防ぐ形がとられている。
この施設には、全部で1,500人ほどが入るが、新型コロナウイルス対策で、2分の1から3分の1ほどに収容人数を抑えている。そして支援物資だが、食事は届いているようで、朝食も、およそ3,000食が届き、全員に提供できたという。
出所)「熊本・人吉市 3密避け600人避難 全員に食事提供」FNNプライムオンライン2020年7月6日配信
すでに44名もの死亡が確認されており、そのほかにも心肺停止状態の人や行方不明の人も少なくないようです。
また、避難場所では新型コロナウイルスの対策もされているようで、現段階で出来得ることすべてを実行しているように感じます。
食事も行き届いているようですので、まずは一安心といったところでしょうか。
それでも避難所によっては壁などがないところもあるようです。
また、明日7日も継続して大雨の予報です。
地盤が緩んでおり、二次的、三次的な山崩れや浸水も想定されます。
一刻もはやく大雨がおさまり、復旧がおこなわれ、以前の生活を取り戻されることを希望します。
あらためて災害大国日本の住居問題を突きつけられた気持ちがします。