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ロボット従業員「変なホテル」の挑戦! 国内11拠点目・大阪にOPENとリストラの勝算は!?

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

「変なホテル」という名前のホテルをご存知でしょうか。

ロボットが従業員として働くホテルとしてギネス世界記録にも認定されている近未来型のホテルです。

 

【変なホテルのwebページ】
https://www.hennnahotel.com/

 

ロボットが働くホテル、その名も「変なホテル」誕生から4年

一見しただけでは女性スタッフと見間違えそうな人型のロボットや、恐竜型のロボットが受付でお出迎えしてくれるなど、「働く」スタッフがロボットというおもしろいホテルです。

 

もちろん、そこには人件費の削減など効率的なホテル運営を目指したひとつの挑戦として実施されました。
ホテルの規模にもよりますが、実際に働く常駐スタッフ(人間)は1名から3名程度で、それ以外はロボットが対応します。

 

2015年、長崎県で「変なホテル ハウステンボス」にロボットが「採用」されてから約4年、新たな展開を迎えているようですので紹介します。

 

国内11拠点目として関西初上陸・大阪心斎橋にOPEN

2019年2月1日に、国内で11拠点目となる「変なホテル 大阪心斎橋」がオープンします。

これまで第1号拠点のハウステンボス以外は関東地方に集中していましたのでこれが関西1号店となります。

 

大阪のど真ん中の心斎橋に誕生ということで、訪日外国人の観光客などを取り込むねらいがあります。

ロボット従業員は話す言葉はもちろん多言語対応が可能です。
また、簡単な操作方法でのやりとりで可能となるため、文化の異なる外国人観光客と無用なトラブルに発展しないというメリットも考えられます。

 

ちなみに3月14日には、関西2号店として「変なホテル 大阪西心斎橋」がオープンする予定となっています。
さらに、同社のwebページをみると、2019年中にさらに4拠点、計16拠点になることがわかります。

 

かなりの急成長ですが、それを支えているのが従業員のロボットです。

チェクイン・チェックアウトといった受付はもちろん、クリーニングや客室タブレットなどAI搭載のロボットがサービスをしてくれます。

 

私は宿泊したことはないのですが、もの珍しさだけでは継続することは不可能ですので、かなりきめ細やかなサービスになっているのだと考えられます。

首都圏に住む人にとってはこれまで宿泊するチャンスが少なかったと思いますが、2019年には関西圏にも4拠点(心斎橋、西心斎橋以外に、関西空港、京都でOPEN予定)できますので一度宿泊してみてはいかがでしょうか。

 

ロボット従業員のリストラを発表!?

拠点がどんどん増えていく一方で、変なホテルではロボット従業員の「リストラ」を発表されました(「「変なホテル」、ロボット従業員の半数を“リストラ”」CNET Japan2019年1月22日配信)。

 

世界で最も効率的なホテルを目指してロボット従業員を採用していたわけですが、全243名(ロボット従業員243体)のうち、およそ半数がこのたびリストラされることになりました。

 

理由は、客室でサービスをおこなうロボット従業員「ちゅーりー」にあったようです。

 

なんとちゅーりーは、就寝中のお客さんのいびきに反応して、

「申し訳ありませんが、聞き取れません。ご要望をもう一度おっしゃってください」

と話しかけてしまい寝ているお客さんを起こしてしまうことがしばしばあったのだとか。

結果、全客室からちゅーりーはリストラされることになりました。

 

笑い話のようですが、ホテルに宿泊する隠れた目的のひとつである「普段とは異なるやわらかく大きなベッドで思う存分寝る」という楽しみを奪ってしまうわけですから、お客さんを怒らせてしまうのも仕方ありません。

 

就寝時にON/OFFができるように設定しておけばよいのではと思いますが、そのあたりのサービス体制は謎のままです。

 

とはいえ、約半数がリストラになっても変なホテルは運営できており、2019年も新しい拠点がぞくぞくと誕生するわけですから、ある意味ではロボット従業員が多すぎたということなのかもしれません。

 

今後、より適正配置、効率的な運営が図られることが期待されます。

 

そもそもホテルでの不満として・・・

趣味でも仕事でも、旅が好きでホテルに宿泊する機会は少なくないのですが、長年不満な点があります。

 

それは夜コンビニなどに買い物をしてきた際にフロントを通らないといけないということです。
飲み物を買う程度で夜に出歩く際はラフな服装が多いです。

ホテルにもよりますが、それなりにおしゃれなホテルに宿泊していると、フロントの従業員と目が合ってしまうとかなり気まずいものがあります。
また、目を合わせないように歩くその姿勢のギクシャクした感じも同じように気まずい気持ちになります。

ご丁寧に「お帰りなさいませ」などと声をかけてくるホテルだと、それはそれは反応に困ります。

 

そのときに感じていたのは、フロントを通らない造りであれば、人がいなければいいのに、ということです。

その点、ロボット従業員だと気兼ねなく外出できるような気がします。

 

共感していただける方がどれだけいるかはわかりませんが、お風呂を入ったあとにちょっとコンビニまでという人や、化粧を落とした後に外出したくなった人などは同じような気持ちを持たれるのではないでしょうか。

 

そういったことを考えると、必ずしも「人型ロボット」にこだわる必要はないと思いますが、AI(人工知能)を搭載したロボットや液晶パネルの魅力として、「変なホテル」は、顧客視点から人間のスタッフ相手だと考えてしまう羞恥心や人間同士だからこそおこりうるトラブルの軽減などという点でさらなる可能性を秘めているといえます。

 

最後に、思いっきり私的な感想ですが、ホテルの名称が「変なホテル」というのが、わかったようなわからないようなで正直ピンとこないです。

たとえば、カレー屋さんの「カレーは飲み物です」や、パン屋さんの「午後の食パン これ半端ないって!」など、商品・サービス内容をストレートに冠したインパクトのあるネーミングがありますので、そういう路線もありかもしれません。

 

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