平成から令和へ、アート書道「アンビグラム」が秀逸! 政府の情報漏洩には一抹の不安も…
こんにちは、さんちゃんです。
印鑑、楽曲、書道など「令和」に関連した商品やサービスが続々登場!
昨日発表された新元号「令和」にちなんだ新商品やサービスが続々登場しています。
たとえば、印鑑(平成を令和に変更する訂正印)は、元号発表から10分程度で出来上がっていました。
(印鑑の会社にテレビが取材にいっているニュースをみました)
また、「女々しくて」で大ヒットしたゴールデンボンバーが「令和」と題する新曲をインターネットに発表したり、令和にちなんだ動画がYouTubeなどにたくさん公開されるなどちょっとしたブームとなっています。
なかでもひときわ目を引くのが「アンビグラム」と呼ばれるアート書道です。
© The Asahi Shimbun Company 提供 この「平成」の文字を逆さにすると……=野村一晟さんのツイッターより
出所)「「令和」ひっくり返すと「平成」に! アンビグラム作品が話題 元号発表から1時間で投稿した作者に聞いた」withnews(2019年4月2日配信)
アンビグラムとは、
「語を与えられた形式だけでなく、異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字のこと」
をいいます。
つまり、この書を上下逆さまにすると「平成」の文字が、
「令和」となります。
(注:本ブログ記事のサムネイルにも同一の画像を使用しています)
作者はアンビグラム作家の野村一晟さんで、これまでも「昭和」と「平成」、「努力」と「才能」などの印象的なアンビグラムをたくさんつくっておられるようです(出所:同上)。
意味のつながるふたつの言葉(連続したもの、類似のもの、反対のもの、など)をアンビグラムにするという面白い作品だと感じました。
知的な遊び(といっては失礼ですが)を芸術にまで昇華させている感じでスタイリッシュな印象を受けます。
事前の情報漏洩にピリピリムード、一夜明けたら情報ダダ洩れ!?
政府は事前に新元号が漏れることがないように閣僚や有識者からなる会議メンバーの携帯電話を預かるなど徹底しており情報漏洩にはかなり神経質になっていました。
同時に、安倍晋三総理大臣、菅義偉官房長官の会見などでよく聞かれた「コメントを差し控えたい」という言葉が印象に残っていたのですが。
一夜明けて、
●閣僚などには想定問答集が事前に配られていたこと(「「令和」めぐり閣僚に想定問答配布 「コメント、答えを差し控える」要請」毎日新聞2019年4月2日配信)
●新元号の原案は「令和」を含めて6つあった(「新元号、原案確定は1週間前 2カ月前から絞り込み」共同通信2019年4月2日配信)
●令和の考案者の特定(「「英弘」「久化」「広至」「万和」「万保」 新元号原案の全6案判明」毎日新聞2019年4月2日配信)
など、政府関係者らが明らかにしたことが報道されました。
せっかく安倍総理や菅官房長官がコメントを差し控えるとしていたものを、一夜明けたからといってこれだけ漏れるのは情報管理の側面でかなり心配になります。
野次馬根性としては、他の原案候補や考案者が誰かといった話は興味をそそりますが、それ自体は新元号の本質ではありません。しかも、記者会見で総理や官房長官がコメントしないと明言している内容でもあります。
事前の情報管理が上手くいったのでホッとしたのもかもしれませんが、国家の重要機密に付随する内容がこうもあっさり漏れるというのは大丈夫なのでしょうか。
とはいえ、あらためて他の候補案をみてみると「令和」が最も光り輝いていて、一番ぴったりと当てはまるように感じられます。
私は、もうすでに令和に愛着がわいているようです。