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「ビットコイン」急騰の不思議? わからないことはわからないという姿勢が大切!

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

ビットコインが急騰!!

以前は有名タレントが購入を呼び掛けるCMがひっきりなしに流れていた仮想通貨「ビットコイン」ですが、コインチェックの問題もあり仮想通貨全体が大暴落、最近では耳にする機会はほとんどありませんでした。

 

それが4月に入りビットコインが急騰しているようです。

 

仮想通貨ビットコインの相場が急上昇している。昨年11月中旬以降、1ビットコイン=30万~40万円程度にとどまっていたが、2日には約4カ月半ぶりに50万円を超え、1時間あまりで2割も急騰。3日午後1時時点は56万円台で推移している。低迷していた相場の突然の急騰について、明確な理由は見当たらないようだ。

…中略…

市場では「なぜこのタイミングでビットコインが高騰したのかわからない。一過性の可能性もある」(大手証券)との声も出ている。

出所)「ビットコイン急騰の怪 4カ月ぶり高値で一時55万円超」朝日新聞DIGITAL(2019年4月3日配信)

 

出所)同上

 

4月2日の取引のなかで、わずか1時間のあいだに2割も急騰したうえに翌3日も続伸しているという状況です。

 

市場関係者もなぜ急騰したのか明確な理由はわからないとしていますし、継続性があるのか一過性のものなのかもあわせてよくわかっていません。

 

また、CS放送の日経CNBC「昼エクスプレス」(2019年4月3日放送)のなかで、特定の大口による一気の買いが入ったうえで売らずに保有しているということが伝えられました。

購入する理由は、当然値上がりを想定してのことですから、なんらかの好材料があったのかもしれませんが、やはり具体的にはわからないといった状況です。

 

「わからないことはわからない」でかまわない!

本日、このニュースを取り上げた理由は「わからない」ことは「わからない」と素直に言ってもかまわないということです。

 

もしかすると来月から始まる令和時代には、「わからないことはわからない」、「できないことはできない」という姿勢が主流になるかもしれません。

 

ニュース番組をみるとコメンテーターが、あらゆるジャンルの出来事に対してその原因や今後の展望を立て板に水のごとくすらすらと解説されていたりします。

 

若い頃はすごいなあと聞き入っていましたが、自分自身が年齢を重ねるにつれ、「結構いい加減なことを言っているな」とか「かなり的外れな解釈だな」と思えることが少なくありません。

 

それよりも今回のビットコインの急騰に対しての反応のように「理由がわからない」とはっきりと言う方が清々しくあります。

 

質問された市場関係者はその道のプロですから、うまい回答をしなければならないのかもしれません。
ある程度の経験を積んだ人であれば、それっぽい理由を語ることは難しくないかもしれません。
また、わからないと回答するとプロではないとみなされるのではないかという不安もつきまといます。

そのようなときに「わからない」とはっきり言うのは非常に勇気がいる行動といえます。

 

しかし、このわからないことをわからないという姿勢こそが、これからの時代に適合しています。

 

何か聞かれた場合、「うまく返答しないと」と考えれば考えるほどうまくいかなかった経験は誰しもあると思います。
そして結局ちょっとした嘘や適当な話をしてしまって後悔することになります。

 

テレビのコメンテーターや専門家など答えられないと仕事がなくなる(かもしれない)という恐怖と隣り合わせの職業は致し方ないかもしれません。そこには視聴者が望むような回答を期待されているからです。

 

しかし、そういった期待に押しつぶされて無理をしたり、間違ったことを言ってしまったり、自己嫌悪に陥ったりといった姿勢では心身を蝕む危険性があります。

 

平成の30年間はある意味では完璧を求められ、できない、わからないということが言いづらい雰囲気のなかで、その期待に応えるべく無理をしてしまったあげく体調を崩すといった残念なケースがたくさんありました。

過労やメンタルヘルスに課題を抱えてしまい社会復帰できないという人もいます。

 

新しく始まる令和時代は、なにごとも自然体で肩ひじ張らずにわからないことはわからない、できないことはできないという姿勢こそが大切になってくるのではないでしょうか。

 

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