モンキーパンチさん死去… 子どもから大人まで楽しめるルパン三世の生みの親
こんにちは、さんちゃんです。
ルパン三世の生みの親、モンキーパンチさん死去
時にやさしく、時に強く、時に激しく、時に怪しく、時に素早く、時におっちょこちょいで、誰からも愛されて憎めない、子どもから大人まで誰もが知る「ルパン三世」の生みの親、原作者のモンキーパンチさん(本名:加藤一彦さん)が4月11日にお亡くなりになりました。81歳でした。
ルパン三世は初期の頃「007」を意識したハードボイルドに傾倒していましたが、登場人物の魅力をコミカルに演出して次第に子どもも楽しめるようなニヒルなスターとして定着しました。
ルパンはシティーハンターの冴羽遼と並び真似したくても真似できない大人の男の魅力を表現されているキャラクターです。かっこよくておちゃめで女性にモテモテのルパンに憧れた世の男性は多いのではないでしょうか。
アニメでは作画によってジャケットの色が異なり、赤ジャケット、緑ジャケット、ピンクジャケットなどコアなファンには色だけでシリーズの内容や特色を言い当てる人もいました。
これまでアニメでルパン三世を担当した山田康雄さん(1995年に死去)、銭形警部を担当した納谷悟朗さん(2013年に死去)、石川五ェ門(初代)を担当した大塚周夫さん(2015年に死去)など、主要キャストの声優が一人、また一人とお亡くなりになっています。
長寿アニメだからこそのさみしさといえばそれまでですが、やはりさみしさが押し寄せてきます。
現在は担当されていませんが、峰不二子を担当していた増山江威子さん、石川五ェ門を担当していた井上真樹夫さんもそれぞれ82歳と80歳、同世代のモンキーパンチさんがお亡くなりで気落ちされていることと思います。
そして、主要キャストでは唯一、最初から現在に至るまで一貫して次元大介の声を担当している小林清志さんが86歳、まだまだ現役バリバリですがこれからも一作品でも多く次元を演じてほしいものです。
哀悼の意を込めて「ルパン三世 ルパンVS複製人間」(4月19日)放送決定!
19日の「金曜ロードSHOW!」ではモンキーパンチさんに哀悼の意を込めて劇場版第一作となった記念すべきルパン三世と複製人間マモーとの対決を描く「ルパン三世 ルパンVS複製人間」が放送されます。
「ルパン三世 ルパンVS複製人間」は、41年前の1978年に公開されました。
当時は斬新だった大きなコンピューターによって人間を複製するというアイデアは現代からふり返ってもやはり時代の最先端をいっていたテーマ設定であり、登場人物の一言ひとことが胸を突きます。そこにはルパン三世の面白さが凝縮されているといえます。
そういえばマモーの声を担当されていたのは西村晃さん(1997年に死去)でした。
水戸黄門のご老公としても有名な俳優ですが、声優としても一流の人でした。
いろいろな思い出をかみ締めながら、金曜日は久しぶりにTVの前で約2時間を過ごすことになりそうです。