米ウーバー株式上場! 公開価格を下回る、筆頭株主ソフトバンクグループはどう動くか?
こんにちは、さんちゃんです。
ウーバー・テクノロジーズ株式上場!~米市場9番目の大型IPO~
アメリカで配車サービス最大手のウーバー・テクノロジーズが5月10日にニューヨーク証券取引所に株式上場を果たしました。
実にアメリカ史上9番目の大型IPO(新規株式公開)の規模となりました。
2012年上場のフェイスブックとほぼ同じ水準です。
上場初日にはダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)ニューヨークが証券取引所の鐘を鳴らして取引がスタートしました。
証券取引所のトレーダーにウーバーイーツ(契約店舗の料理を配達するサービス)を活用して朝食を振る舞うなどお祭りムードのなか、午前中は買いが先行したようですが、残念ながら公開価格45ドルを下回り終値は41.57ドル(公開価格7.6%安)とほろ苦いデビューとなりました。
日本でも昨年ソフトバンクが大型IPOで公開価格割れを経験
日本でも昨年末に鳴り物入りで株式上場を果たしたソフトバンクグループの通信子会社ソフトバンクが公開価格の1,500円を下回る状態が続いており、5月10日終値で1,424円となっています。
先日の決算を受けて株価は急上昇しましたがいまだ1,500円には届いていません。
米中貿易摩擦が貿易戦争へと発展する懸念が心配されているため、株式市場の先行きは不透明ですが、明日以降のさらなる上昇が期待されています。
ウーバーとソフトバンクの共通点は?
実はウーバー・テクノロジーズの筆頭株主はソフトバンクグループです。
ソフトバンクグループは、インターネット分野を中心に急成長を遂げてきましたが、傘下の通信子会社ソフトバンクの事業内容にとどまらず、いまや世界有数の投資会社としての特徴をあわせ持っています。
ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は相場感覚において抜群のセンスを誇ることは有名です。
ソフトバンク、ウーバー・テクノロジーズと大型IPOをいずれも初日公開価格割れからのスタートとなりましたが、ここからどのような巻き返しを図っていくのか、その動向に注目が集まっています。