日経平均爆上げのなか英語民間検定試験延期の余波か!? 2日連続ストップ安の株・・・
こんにちは、さんちゃんです。
日経平均2万3000円回復!!
本日、日経平均株価の終値が、およそ1年1か月ぶりに2万3000円台に回復しました。
アメリカと中国お貿易戦争が一服したこともあり、NYダウ平均も高値を更新中です。
日本もその恩恵を受け、全面的な株高となり年末に向けて残り2か月、上場の滑り出しとなりました。
新興市場である東証マザーズも指数、売買代金ともに回復基調にあり、かなり相場が安定してきたように感じられます。
なんせ昨年は10月に大幅下落、11月に少し持ち直したところでクリスマスに大暴落という最悪の相場でしたから(今年も12月に暴落する可能性はゼロではありませんが)、そこを切り上げつつ順調に上がっていくことは安心材料となります。
その一方で、とある企業の株が暴落中・・・
そのような状況下で、やはりというべきか恐れていたことが起こりました。
先日ブログにしましたが、大学入試の新しい目玉試験となるはずだった「英語民間検定試験」が延期となりました。
それも5年後(令和6年)を目途に再検討するということですから、ほぼ廃止に近い内容です。
☆参考ブログ記事☆
英語民間検定試験活用の延期を発表! 準備をしてきた人たちは戸惑うばかり・・・
これをビジネスチャンスと準備をしてきた企業にとっては大きな損失となるわけです。
特に企業体力の小さいベンチャーや中小企業にとっては死活問題となりかねません。
実際にマザーズ市場に上場しているインターネットを活用した英語教育サービスを展開する「株式会社EduLab」 (エデュラボ)が、2日連続ストップ安というかなりの大惨事になっています。
2018年12月上場という同社が新英語検定試験に対応した教育サービスを事業のひとつの柱と捉えていたのは間違いなく、結果的にそれが投資家の嫌気をさそい売りが売りを呼び込んだ形です。
もちろん株価への影響は複合的ですので新英語検定試験の延期のみで株価が下落したとは言い切れませんが、日経平均が上がり新興市場も盛り上がりをみせるなかで一層目を引くことになりました。
エデュラボは上場企業ですから、この一件のみで企業が傾くことはないでしょうが、たとえば個人経営の英語塾などは怒りのぶつける先もよくわからないような状況ではないでしょうか。
政府として、小手先の入試制度をいじくるのではなく、どのような人材を育成したいのか、しっかりとビジョンを持って制度設計しなければ不幸な人が続出するわかりやすい事例かもしれません。