日経平均株価7日続落、リーマンショックの再来か!? 消費増税延期に現実味?
こんにちは、さんちゃんです。
本日の株式市場も軟調な地合いが続きました。
日経平均7日連続で続落! 3年ぶりの悪夢・・・
14日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は7営業日続けて下落した。米中が制裁関税をかけ合って世界経済が減速し、国内景気が本格的に後退局面に入りかねないと警戒された。7営業日続落は2016年3~4月以来。
終値は前日比124円05銭安の2万1067円23銭。東証株価指数(TOPIX)は6.16ポイント安の1534.98。出来高は約17億3388万株だった。
出所)「東証、終値2万1067円 7営業日続けて下落」共同通信2019年5月14日配信
平成最終日から7営業日連続での下落となっています(いまだに令和で上昇した日がありません)。
この7日間で1,000円以上も下げていますのでそろそろ反発を期待したのですが400円以上の下落で始まり124円安まで戻すのが精いっぱいという状況でした。
そして7日連続の下落は3年ぶりとなります。
ちなみに不名誉な株価続落日数ランキングの第1位は15日連続での下落となります。
とはいえ1954年の記録ですので古すぎてまったく状況がわかりません。
また下落日数ランキング第2位も1949年に記録された13日連続というのがあります。
記憶に新しいところですと、第3位に記録されていると2008年の6月から7月にかけての12日続落があります。
2007年からアメリカの住宅バブル崩壊を契機とした世界的な金融恐慌の影響です。
そして2008年9月のリーマン・ブラザーズの破綻へとつながっていく、いわゆる「リーマン・ショック」となります。
消費税増税の延期が現実味を帯び始めている!?
ここにきて世論の風を知るためにあえて発言したのではないかとも噂されていた自民党の萩生田光一(はぎうだこういち)幹事長代行の発言「消費増税の延期」と「国民に信を問うための選挙」がにわかに現実味を帯びてきました。
☆参考4月18日の萩生田幹事長代行発言について☆
消費税増税はどうなる!? この時期の萩生田幹事長代行の発言の意図は??
なぜならば政府は繰り返し「リーマン級の出来事が起こらない限り消費増税延期はない」と言ってきたからです。
内閣府が発表した景気動向指数も6年ぶりに「悪化」へと引き下げられたことからも、消費増税延期やむなしの雰囲気づくりと言えなくもありません。
内閣府が13日公表した3月の景気動向指数(CI、速報値)は、景気の現状を示す一致指数(2015年=100)が99.6と、前月から0.9ポイント下落し、景気の基調判断をこれまでの「下方への局面変化」から「悪化」に引き下げた。基調判断が「悪化」になるのは13年1月以来6年2カ月ぶり。中国経済の減速などが響いた。
出所)「景気動向指数「悪化」へ引き下げ 6年2カ月ぶり 中国経済の減速響く」毎日新聞2019年5月13日配信
また、米中の貿易摩擦の再燃が一部メディアでは「貿易戦争」という用語が使われるなど両国の交渉は難航しておりアメリカがさらに追加関税を課す品目を増やすなどの措置を検討しているという情報や、中国が報復措置を提示するなど短期的には落としどころを探ることが困難な状況に突入しました。
米中の対立激化、世界経済の停滞、日本の景気も悪化、株式市場も冷え切っている、となるとこれまで以上に増税どころではないという声が上がってくるのは不思議ではありません。