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インターネットの弊害…デマ画像の拡散! 誰もが加害者になる危険を認識!

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

インターネットは大変便利な存在です。

いまや生活でも仕事でもなくてはならないものになりましたし、便利なツールであることは間違いありません。

 

とはいえ、これまでもインターネットをめぐるさまざまな弊害が指摘されてきましたが、多くの人にとって気をつけておかなければならないことは、デマを拡散してしまうことではないでしょうか。

 

情報、画像、動画など誰でもインターネットで発信できるようになりましたので、過激な発言や偏った発言をして炎上する人は、いわゆる「バイトテロ」となる問題画像などの投稿、など新しい時代の問題として認識されています。

 

多くの場合、当人の意識や行動の問題として受け止めれていますが、本日紹介する記事はもしかすると自分がデマを拡散する加害者になってしまうかもしれないというものです。

 

デマ画像に踊らされて拡散してしまう心理とは?

 「東京五輪のボランティアはこんなスタイルでやらされるらしい」と、暑さ対策として小池都知事が先日発表した「かぶる傘」をつけたコラ画像が出回っています。
問題のツイートはすでに26,000件以上もリツイートされており、ユニフォームに対して「六地蔵だ」、「罰ゲームかよ」といった批判コメントも出ていますが、デマです。

出所)「「東京五輪ボランティアユニフォームだ」とかぶる傘をつけたコラ画像のデマ、2万件以上拡散」篠原修司(Yahooニュースより)2019年5月27日配信

 

ちなみに拡散されてしまっているデマ画像が次のものです(出所同じ)。

 

記事によると、小池都知事が記者会見で発表した「かぶる傘」の画像と、2017年の東京都観光ボランティアのユニフォーム発表の画像をコラージュしたものではないかとして元ネタの画像をアップしています。

 

ふたつの画像を並べてみると一目瞭然で「防止の部分を傘に張り付け変えている」とわかります。

 

とはいえ、傘の画像のインパクトが強すぎるため、元画像の投稿者のツイッターから26,000件以上のリツイートがされており、加速度的に拡散されているようです。

そして、このデマ画像を見た人による批判的コメントも少なくない状況となっています。

 

最初にコラ画像を作成してツイートした人は面白半分のネタとして発信したのかもしれません。
加えてリツイートした人もそのネタが面白くてリツイートしただけかもしれません。

 

しかし、一歩間違えるとデマ画像の拡散は個人の名誉棄損や企業への営業妨害となってしまう危険があります。

 

「面白い画像が回ってきたから、友人や知人、ほかの人にもみせてあげたい」という欲求は誰もが持っているものですし、そこに「フォロー」「リツイート」「いいね!」などリアクションがあるとますます興味をひくような情報を投稿してみたくなるのは人間の性ともいえます。

それでも、デマ情報を拡散してしまうことによって知らないうちに自分が加害者のような立場になってしまう危険についてはしっかりと認識しておく必要があります。

 

特に画像や動画など目で見て確認できる情報はインパクトがあります。
そして編集機材や技術の進歩もあり、過激な写真や動画、合成写真など簡単に作成することができてしまいます。

 

一説では心霊写真を紹介するようなTV番組がなくなったのは個人でも簡単に心霊写真が作成できるようになり、面白さがなくなってしまったからだといわれています。

 

いまや誰もが発信者になれてしまう時代だからこそ、また発信された情報にコメントできてしまう時代だからこそ、発信源が信頼できるのかどうか最低限のチェックが求められます。

 

おもしろ画像より危険な災害時のデマ画像

今回の「かぶる傘」については、それによって人命に危機が及ぶようなことではないと思われますので、そこまで大事にならないかもしれません。

 

小池都知事など関係者がデマ画像を作成した個人を裁判に訴えるという可能性も限りなくゼロだといえます。

 

しかし、このようなアクセス稼ぎともいえるデマ画像の発信と、それに群がって拡散してしまう多数の人たちがいることでより深刻な問題を引き起こしてしまうことがあります。

 

これまでも、地震や津波など災害が発生したときに、災害場所ではない画像(損傷がはげしい壁やひびが入った道路の画像など別のところで撮影されたもの)を発信したり、動物園から猛獣が逃げたなどといったコメントとともにトラや熊などが街中を歩いているようなコラ画像を発信したり、などの愉快犯的な事例がありました。
(それこそインターネットで検索すると様々なデマ画像がでてきます)

 

そして、実際に災害にあった人や、災害場所から遠く離れている家族や親族などある種のパニック状態になっている人たちが、そういった画像を拡散してしまうといった現象が実際に起きています。

そこには不安が不安を呼び、さらなるパニックへとつながるという悪循環が発生してしまってしまいます。

 

古今東西、デマ情報の拡散による問題は指摘されてきましたが、インターネットという拡散力の極めて高いツールがその範囲と速度を高めてしまっています。

 

インターネットを活用するには、そのあたりのことをしっかりと理解したうえでないと、風評被害で会社が倒産してしまうなどという事態につながるかもしれません。
そしてその風評被害を拡散した加害者のひとりが自分ということになると、どうしていいのかわからなくなります。

 

繰り返しになりますが、情報の発信源はしっかりと確認しておくことが大切となります。

 

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