嵐のなかでG20閉幕！　日本は大雨、欧州は熱波、天変地異の前触れか！？

こんにちは、さんちゃんです。

 

G20閉幕！　米中首脳会談の行方は？

極めて濃密な2日間で開催されたG20が閉幕しました。

日本はホスト国として無難にまとめ上げたのではないでしょうか。

 

そして最大の関心事であった米中首脳会談ですが、想定されていた以上におだやかな結末を迎えました。

 

G20開幕前は、アメリカが第4弾となる追加関税をちらつかせ、中国も報復措置となる関税強化や交渉のテーブルである首脳会談を開催しないといった強硬意見もでていました。

 

しかし、トランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談は開催され、アメリカによる第4弾追加関税が発動しないこと、一時交渉決裂ムードだった貿易摩擦の解消に向けた交渉再開が確認されました。

 

トランプ大統領にいたっては次の大統領選挙を見据えて早急な成果が求められているわけですが、とはいえアメリカ、中国ともに面子の問題がありますし、すんなりと最終合意に結びつくわけでありません。

 

それでもひとまず米中の関係がこれ以上悪化しないということが判明しただけでも大きく好転したと言っていいと思います。

 

さらに個別材料でいうと、問題の発端ともいえる華為技術（ファーウェイ）問題がこれまでの制裁強化・排除路線から緩和する方向で米中が合意しました。

 

　トランプ米大統領は、5月に安全保障上の懸念を理由に米国企業との取引を事実上禁じた中国通信機器最大手、華為技術（ファーウェイ）に対する制裁を緩和する意向を表明した。
　米中首脳会談での習近平国家主席からの要請を踏まえたもので、その見返りとして今後の貿易交渉などで譲歩を引き出す狙いがあるとみられる。

出所）「ファーウェイを取引材料に＝見返り期待か－トランプ氏」時事通信2019年6月29日配信

 

いつものトランプ流交渉術である「見返りを提示すれば制裁を緩和する」的な流れではなく、「制裁を緩和するから見返りを引き出す」という流れになっているところは注目に値します。

 

トランプ大統領とともに、習近平国家主席もまた一流の交渉術を持っておりただ者ではないと確信できる流れとなっています。

 

日本は大雨、欧州は熱波、まさに嵐のなかでのG20！

G20にあわせたわけではないでしょうが、気象情報によると日本、特に西日本は「災害級」の大雨への警戒が続いています。

 

　九州地方は29日から7月1日にかけて、土砂災害や水害を引き起こす災害級の大雨となる恐れがある。梅雨前線が対馬海峡付近に停滞し、大雨が長く降り続く見通し。福岡管区気象台と国土交通省九州地方整備局は28日、緊急記者会見を開き、災害への警戒と早めの避難を呼び掛けた。
大雨のピークは29日夕～30日朝と、30日夕～7月1日夕の2回と予想。いずれも夜にかかるため、気象台と整備局は「避難は明るいうちに」と訴えた。

出所）「九州「災害級」大雨の恐れ　29日から7月1日まで　気象台「西日本豪雨に類似」」西日本新聞2019年6月29日配信

 

G20で大阪を訪問した各国首脳も空港から傘をさしているシーンなどがニュース報道でありました。

事前に交通規制などを実施していたこともあり、大きな混乱もなくG20が閉幕しました。

 

とはいえ、大雨は地震などと異なりある程度事前に予測がたてられますので、災害に発展しないように注意が必要です。
不要不急の外出は控える（特に高齢の家族が「畑を見に行く」と言い出したら要注意！）ことが大切になります。

 

一方、ヨーロッパでは熱波に見舞われている地域があります。

 

28日にフランスで45.9℃を記録しました。

　フランス南部ガラルグルモンテュで28日、気温が国内観測史上最高の45．9度を記録した。
報道によると、これまでの最高記録は、やはり南仏で記録された2003年8月の44．1度だった。欧州は最近、記録的な熱波に襲われている。
出所）「気温45．9℃、過去最高＝6月に熱波－仏南部」時事通信2019年6月29日配信

 

数年に一回程度の割合で世界的に異常気象とも呼べる熱波や大雨、竜巻などが発生しています。

 

大災害が発生しないことを祈るばかりです。

明日から天気も回復し、政治、経済、国際問題など晴れ晴れとすることを期待しています。