NYダウ史上最高値更新!! で、日本は・・・
こんにちは、さんちゃんです。
アメリカ株式市場NYダウが史上最高値を更新しました。
「アップルショック」などと言われた時期もありましたが、しっかり回復したどころか「もう下がる」「そろそろ天井」と言われながらも史上最高値をまたまた更新しました。
NYダウ史上最高値更新!
11日のニューヨーク株式相場は、月内の米利下げ期待の高まりなどを背景に続伸し、優良株で構成するダウ工業株30種平均が史上最高値を更新して終了した。同指数の終値は前日終値比227.88ドル高の2万7088.08ドル。終値での最高値更新は3日以来、5営業日ぶりとなる。
出所)「〔米株式〕NYダウ、最高値更新=利下げ期待などが支え(11日)☆差替」時事通信2019年7月12日配信
トランプ大統領の政治手法には賛否両論ありますが、株価を史上最高値に更新したこと、そのうえで「利下げ」の流れを形成したことはさすがというよりほかありません。
この日は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、半年に一度の米議会証言に出席。初日の前日と同様、世界経済の減速や貿易摩擦をめぐるリスクについて触れ、早ければ月末の金融政策会合で利下げに踏み切る可能性を示唆した。ダウ指数は前日の株高の流れを引き継ぎ、史上初めて2万7000ドル台を突破した。
出所)同上
そしてパウエル議長は、なんと日本の失敗(≒低経済成長)の二の舞にならないようと2%成長をしっかりと維持することを念頭に利下げを示唆しました。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は11日、議会上院での証言で「日本の教訓から得られたのは、後手に回らず、物価上昇率が目標の2%を大きく下回らないようにすることだ」と述べた。長年デフレに苦しんだ日本を引き合いに出して金融緩和の必要性を強調し、今月末の利下げに改めて意欲を見せた。
出所)「米、月末利下げに意欲 FRB議長「日本が教訓」」共同通信2019年7月12日配信
引き合いに出された日本市場はというと、・・・
日本市場は閑古鳥が鳴いている
日本の株式市場は薄商いの連続、すでに閑古鳥が鳴いているような状況が続いています。
どれだけアメリカ株式市場が盛り上がりNYダウが高値を更新しても、まったく盛り上がりに欠ける展開が続き、少しでもNYダウが下がろうものなら極めて敏感に反応して大幅下落が続くといった情けない状況が続いています。
これまでは、NYダウが上がれば日経平均も上がる、NYダウが下がれば日経平均も下がる、という状況がみられたわけですが、最近ではNYダウが上がろうが下がろうが日経平均は横ばいか下落という状況が目立ってきました。
ここまでくると、外部要因に振り回されるということよりも、内部要因、つまり国内要因が強く影響しているものと思われます。
景況感の悪化、迫りくる増税、ほとんど結果がみえている選挙、そして選挙のときだけ盛り上がる政治家たちの発言、老後の心配は増すばかり、などなど、日本国内において株価が上昇しそうな明るい話題が見受けられません。
残念ですが、諸外国が経済成長をしていたあいだ低成長に嘆き悲しむことになった平成の「失われた30年」は令和に入っても継続しそうな雲行きです。
これまでの延長線上の政治や経済施策では何も変わらないかもしれません。