「○○ペイ」戦国時代突入！ 覇者となるのはペイペイ、ラインペイ、メルペイ、はたまたセブンペイか！？
こんにちは、さんちゃんです。
「○○ペイ」が花盛り、顧客獲得競争の戦国時代に突入！
各社が導入している「○○ペイ」が花盛りです。
スマホによるキャッシュレス決済サービスとして昨年末のペイペイ様々な会社から「○○ペイ」が導入されました。
昨年末に実施されたペイペイの100億円キャッシュバック・キャンペーンでメディアでも大きく取り上げられましたし、その後、多くの会社が類似の「○○ペイ」を導入してキャッシュバックやポイント還元など顧客獲得競争を実施しています。
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代表的なところだと「ペイペイ」「ラインペイ」「メルペイ」、そして先日話題になった「セブンペイ」「ファミペイ」などでしょうか。
これだけ○○ペイに参入する企業が多いということは、企業にとって魅力的な市場が広がっているといえます。
なぜなら、いつ、どこで、誰が、どのような商品を、購入したのか、そのデータを収集することができるわけですから、膨大な質と量の顧客情報を集めることができます。データを分析することで、顧客の購買動向が可視化されます。
そのデータを活用して販売促進戦略として新商品やサービスをターゲットとする顧客にピンポイントで実施することができます。
このようなうまみがあるため、企業としては大金をかけて「○○ペイ」のキャンペーンを実施しても、顧客データの収集が可能となるため、中長期的なメリットが大きいとの判断に基づいているわけです。
とはいえシステム構築やプロモーション活動に多額の資金が投資されている状況で本当にペイするのでしょうか。
また、顧客をすべて囲い込まれてからでは手遅れになると後発の「セブンペイ」が中途半端な状態でリリースしたためその初日からセキュリティ関連のトラブルが頻発したことは記憶に新しいです。
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いまや各社による「○○ペイ」顧客獲得競争の戦国時代に突入したという状況です。
多数の顧客を抱えることが顧客データの収集に直結しますから、キャッシュバックや無料商品・サービスの提供、ポイント付与など、各社かなりの資金を投入して顧客獲得に奔走しています。
ここから頭一つ抜け出して、業界をけん引していくのはどの「○○ペイ」になるのでしょうか、業界動向に注目が集まっています。
市場の期待も高い！が、覇者になれないと・・・
そして、「○○ペイ」を導入したことで、システム開発や顧客獲得の販売促進施策に多額の資金を投入していたことで知られるライン（LINE）とメルカリが相次いで決算発表をおこないました。
7月24日に発表したLINEの決算は、266億円の赤字となりました（2019年12月期第2四半期（1～6月）の連結決算）。
7月25日に発表したメルカリの決算は、137億円の赤字となりました（2019年6月期通期の連結業績予想）。
両社ともに、巨額の赤字となった原因はキャッシュレス決済サービスの顧客獲得に向けて多額の資金を投入した結果としています。
巨額の先行投資となったわけですが、株式市場はどのように反応したのでしょうか。
決算翌日にあたる7月25日のLINEの株価は終値3415円で前日比310円高と約10%の急伸となりました。
メルカリの株価は7月26日の終値で2887年と前日比32年高と続伸する結果となりました。
特にLINEは26日も前日比145円高の3560円と高い水準を継続しており、「○○ペイ」の導入に関連した巨額の赤字計上について株式市場はマイナスに捉えていないことが鮮明になりました。
これらのことから「○○ペイ」に関連したキャンペーンへの資金投入はマイナスではなく先行投資として判断されるとわかりましたので、各社が顧客獲得のためにこれまで以上にキャンペーンを実施する可能性も考えられます。
市場の期待は思いのほか高いように感じられました。
一顧客としては、キャンペーンでキャッシュバックや無料商品等の提供はありがたいですが、ペイペイやセブンペイでもみられたように顧客情報が流出したり不正アクセスによる資金流出被害など不安な点もあります。
今後はそれらのリスク管理やセキュリティ強化も含めてキャンペーンが展開されると思いますが、企業体力がものをいう消耗戦になって肝心のサービスがおろそかにならないか心配でもあります。
どの「○○ペイ」がキャッシュレス決済サービスの覇者になるのか、キャッシュレス社会の到来を占うにあたり重要な戦いになるかもしれません。
