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忘れた頃のトランプ砲! ツイートひとつで世界中の株価が下落!!

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

トランプ砲がさく裂!!

久しぶりの「トランプ砲」です。

アメリカの株価は史上最高値をたたき出し高値水準で維持しており、日本の株価も下げ止まりの雰囲気がでてきたところに、やってきました。トランプ米大統領のツイッター発言です。

 

 トランプ米大統領は1日、現時点で制裁関税の対象となっていない中国からの輸入品3000億ドル(約32兆2300億円)相当に10%の関税を課すと発表、中国との貿易戦争をエスカレートさせた。
トランプ大統領はツイッターで、この新たな関税は9月1日から賦課されると説明。米中は先に、貿易戦争の「休戦」で合意していたが、大統領のツイートでこの休戦合意は破られた格好だ。大統領はまた、2500億ドル相当の中国製品への25%関税は継続すると述べた。
出所)「中国製品3000億ドル相当に関税発動へ、トランプ大統領が表明」Bloomberg(2019年8月2日配信)

 

今回はアメリカ株式市場の最中でのツイッター発言だったため、NYダウが前日比で約300ドル上昇してところから一気に急降下、マイナス約300ドルと一日の振れ幅としてはまれにみる約600ドルの大幅下落となりました。

前日のパウエルFRB議長の会見において利下げが一時的なものとの見方が強まり大幅下落となりましたが、これで2日連続の大幅下落と散々な結果となりました。

 

気になるのは、記事にある「貿易戦争の休戦合意をトランプ大容量が破った」という文言です。

トランプ大統領はアメリカの農産品の輸入拡大の約束が守られていないためとしていますが、その約束について中国は当初していないと発言していました。政治的駆け引きもあるのでしょうが、トランプ大統領の側が休戦を破棄したのであれば、これから起こるであろう中国側の報復措置に同情的な見方がが拡がるかもしれません。

 

というのも、なかなか日本にいるとアメリカやトランプ大統領の行動が正しく、他の国(この場合は中国)の行動が誤っているかのような報道が中心となりますが、先日のG20でおこなわれた米中首脳会談も中国側に理があると感じた人も少なくありませんでしたし、メキシコやイランへの対応でもトランプ大統領の行動に全面的に賛成している人たちが大多数かというとそうではありません。

先日のニューズウィークの記事でも「有志連合の結成に「時間が必要」なのは、支持しているのは韓国ぐらいだから」(2019年7月31日配信)とあるように、ヨーロッパなどもトランプ大統領とは一定の距離を置いています。

 

そして今回の中国への第4弾追加関税ですが、アメリカ国内の産業界から猛烈な批判にさらされています。

トランプ大統領は、突然「脅しに近いツイート」で相手を混乱させ「譲歩を引き出したのち」一方的な「終息宣言」をするという手段で、これまでもツイッターを活用してきていますので、今回もツイート次第では一夜にして株価全面高となることもあり得ます。

少なくともあと2年は大統領(再選されるとプラス4年)ですから、これからも在任中はトランプ砲に悩まされることになりそうです。

 

トランプ砲を受けて日経平均は大幅下落!

予想どおりでしたが、本日の東京株式市場は大暴落です。

午前中やや下げ止まった感もあったのですが、下げ幅は一時580円以上も下げ、2万1000円を割り込みました。
終値は前日比453円83銭安の2万1087円16銭と大幅下落となりました。

中国や韓国などアジア市場も全面安状態でしたが、特に日本の下げが目立つ格好となりました(106円まで円高になったことが大きいかもしれません)。

 

93%の株が値下がりしましたし、453円という下げ幅は令和に入って最大のものとなりました。

 

8月は夏枯れ相場ともいわれていますし、アノマリー的にも下落が多い月ですし、そこにきて米中貿易摩擦の再燃、日韓のホワイト国除外の問題(韓国側も日本をホワイト国から外すというよくわからない、それこそ報復ではないのかと思われる行動にでるとの報道もあります)もありますので、個人投資家としては無理をしないで夏休みをとることがいいのかもしれません。

 

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