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第4弾追加関税「聖書」は適用外! 世界No1.のベストセラーは中国で印刷されていた!?

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

日本人にはあまりなじみがないかもしれません。

三大宗教のひとつであるキリスト教で用いられる「聖書」(bible)は、世界中で販売されているベストセラー書籍です。

信仰が異なる人にとってはホテルに宿泊した際に手に取ってみるくらいでほとんど使用することはないと思いますが、キリスト教徒にとっては極めて重要なアイテムとなります。

 

実は、アメリカでは米中貿易戦争のあおりを受けて、聖書が品薄になるといった話がでていました。

 

「聖書」が品薄に? その多くは中国で印刷されていた!

アメリカCNNによると、米中貿易戦争における第4弾の追加関税のなかに「聖書」が含まれており、そこでの追加費用を考えると聖書が在庫不足を引き起こす危険性があることが明らかとなっています。

 

 米国と中国との間で進められている貿易をめぐる交渉で、両国政府が合意に達しない場合、聖書も高関税の「犠牲者」となるかもしれない。
トランプ米大統領は米中による交渉が失敗に終わった場合、中国からの輸入品全てに関税をかけるとの考えを明らかにしている。出版社からは、こうした関税が聖書の印刷費用を押し上げ、在庫不足を引き起こす可能性もあるとの警告が出ている。
米出版社の大部分が中国で聖書を印刷している。聖書には約80万の単語が使われており、複雑で費用がかかるためだ。聖書出版の大手ハーパーコリンズ・クリスチャン・パブリッシングの試算によれば、聖書の出版経費の約4分の3が中国で発生している。
出所)「米中貿易摩擦 聖書も「犠牲者」か、実は多くが中国で印刷」CNN.co.jp(2019年7月14日配信)

 

私もまったく知りませんでしたが、アメリカで流通している聖書の大部分が中国で印刷されているという事実です。

このような話題を見聞きするにつけ、本当にグローバル社会なんだなぁと感じてしまいます。

 

聖書は追加関税適用外に!

 トランプ米政権は14日、対中追加関税の適用外となる製品のリストを公表した。それによると、中国で印刷された聖書は適用外となる。
米通商代表部(USTR)の発表によると、9月1日と12月15日から発動される10%の対中追加関税の適用外となる約25の製品カテゴリーの中に聖書は含まれている。
他の製品では、チャイルドシート、港湾や建設現場などで使われるクレーン、一部の魚類などが追加関税の適用外。一方、ロザリオなど他の宗教関連製品は9月からの10%の追加関税の対象となる。
米国勢調査局のデータからロイターが算出したところによると、米国が輸入する宗教関連製品の約60%は中国製で、昨年の輸入額は約1100万ドルだった。
「聖書税」とも言われる中国で印刷された聖書への関税は、教会や宗教団体のキリスト教布教活動に影響を及ぼすとの批判が出ていた。
出所)「米国の対中追加関税 聖書は適用外に」ロイター2019年8月15日配信

 

8月14日に発表された対中追加関税の適用除外品目リストに聖書が含まれていることが明らかとなりました。
一方でロザリオなどの宗教関連商品は追加関税の対象品目となっています。

 

トランプ大統領の強気な対中貿易政策ですが、アメリカ国内からの反発も小さくなく今回は追加関税適用外品目リストを発表したわけです。

 

アメリカの株価も乱高下していますし、昨夜のNYダウは今年一番の下げ幅800.49ドル安というとんでもない下落となりました

私と同じように、近々株価上昇につながるトランプ砲が発射されるのではないかと内心感じている人も少なくないと思いますが、トランプ大統領の発言にある意味で辟易としているのはアメリカ国民も同じなのかもしれません。

 

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