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YouTubeで活動する元奨励会員が棋士編入試験を受験!

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

元奨励会三段、折田翔吾さんプロ編入試験を受験へ!

将棋の世界で棋士となるためのプロ養成所「奨励会」を三段まですすんだものの、26歳までに四段という年齢制限で退会を余儀なくされた折田翔吾さんですが、退会後はアマチュア棋士として抜群の成績を収めたため、このたびプロ編入試験を受験することが明らかとなりました。

 

 将棋の元奨励会三段で将棋講師の折田翔吾アマ(29)が30日に行われたプロ公式戦対局(収録テレビ棋戦のため棋戦名、対戦相手は非公開)に勝って直近の公式戦成績を10勝2敗とし、棋士編入試験の受験資格を獲得した。対局後、各社の取材に応じ「受けさせていただきたいと思っております」と資格行使を宣言した。
大阪府出身の折田アマは2004年に棋士養成機関「奨励会」入会。11年から最終関門の「三段リーグ」に参戦したが、四段(棋士)昇段を果たせないまま、16年に26歳の年齢制限を迎えて退会を余儀なくされた。
出所)「ユーチューバー折田アマ、棋士編入試験受験を宣言「受けさせていただきたいと思います」」スポーツ報知2019年8月30日配信

 

棋士養成所である奨励会は、小中学生くらいの年齢から入会する人が多く、21歳までに初段、26歳までに四段にならないと退会しなければならない厳しい世界です。

四段からが棋士としてプロとなるため、三段リーグは職業として棋士となれるのかなれないのかの分かれ目となる非情なリーグ戦となっています。

 

直近だと中学生で四段に昇段し連勝記録を打ち立てた藤井聡太七段など10代で棋士となる人がいる一方で、年齢制限の26歳でプロの道を諦めざるをえないもたくさんいる勝負の世界です。

 

そのような厳しい勝負の世界でいったんは退会してプロの道が閉ざされた折田さんですが、将棋講師やYouTubeで棋戦解説の実況中継などで生計を立てながらアマチュアが参加できる棋戦に参加していたところ、18年度の銀河戦7連勝など編入試験の受験基準を満たしたため、このたび編入試験にのぞむことになりました。

 

 その後、ユーチューブで将棋の棋譜を実況・解説するユーチューバーとして活動しながら、将棋講師を務めている。アマチュアとして17年のアマ王将戦準優勝、18年の朝日アマ名人戦準優勝などの実績がある。
プロ公式戦は一部の女流棋士やアマチュアに参加資格を認めており、公式戦で「直近成績で10勝、勝率・650以上」の規定を満たした女流やアマに棋士編入試験の受験資格を認めている。折田アマは18年度の第27期銀河戦で棋士相手に7連勝を飾るなど快進撃を続けてきた。
編入試験は2006年に制度化。試験は新四段5人との5番勝負形式で行い、3勝すると四段(棋士)編入が認められる。資格獲得者は4人目で、14年には元奨励会三段、当時アマチュア強豪の今泉健司現四段(46)が受験し、3勝1敗で合格した。
出所)同上

 

職業としての棋士

日本将棋連盟のwebページをみると、現役の棋士は160名程度です。

 

全国でたった160名しかいない世界です。
そこにはプロになるための先の奨励会を勝ち抜き四段に昇段しても、その後の成績が振るわないと強制的な引退すらも待っている厳しい世界です。

 

それでもプロの世界を夢見て折田さんは挑戦することにしたようです。
29歳という年齢を考えても、大きな決断になったと思います。

折田さんの挑戦を全力で応援したいですね。

 

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