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セブンイレブン、ペイお詫びで加盟店オーナーに2億円!! 逆風をせき止められるか!?

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

セブンイレブンによる「セブンペイ」の導入、即撤退とバタバタが続いていますが続報が入ってきました。

 

一連の騒動もあってか、売上高が9年ぶりに前年割れするなど逆風吹き荒れるコンビニ業界の王者「セブンイレブン」ですが、風向きを変えることができるのでしょうか。

 

2010年から9年4か月ぶり売上高前年比割れ! 減少幅は大手3社で唯一の下落トレンド!

 コンビニ最大手セブン―イレブン・ジャパンの7月の全店での売上高は前年同月より1・2%少なかった。前年割れは2010年3月以来、9年4カ月ぶりだ。長雨に加えて、7pay(セブンペイ)への不正アクセスの問題も響いた可能性がある。
…中略…
親会社であるセブン&アイ・ホールディングス(HD)の広報担当者は「梅雨が長引いたのが響いた」。アイスクリームなどの売れ行きが鈍ったという。
出所)「セブン売上高、9年4カ月ぶり前年割れ ペイ影響の声も」朝日新聞DIGITAL(2019年8月15日配信)

 

コンビニ業界一強時代といわれたこともあったセブンイレブンですが、2010年以来9年ぶりに売上高前年比割れの事態に陥っています。

 

セブンイレブン本部は梅雨が長くアイスクリームなど夏物商戦が響いたことが主な要因と捉えていますが、インターネットでの反応を見る限り、必ずしもそれだけではなさそうです。

 

そこには、

・加盟店オーナーとの時短営業をめぐるトラブル(≒本部が加盟店を好き放題にこき使っているようなブラック企業との印象を与えた)
・「nanaco」のポイント付与を半減
・7payの不具合と記者会見のお粗末さ
・7pay導入に伴うアプリのアップデートでパスワードの再設定ができない

などの理由がささやかれています。

 

ローソン、ファミリーマートを含めた大手コンビニ3社におけるここ1年間(2018年8月-2019年7月)の売上増減率の推移をみると、唯一右肩下がりの下降トレンドを形成しています。

絶対値では他社と比較しても高い水準にありますが、売上増加率がほぼ一定して下落して2019年7月に減少に転じている下降トレンドを形成しているのはセブンイレブンだけです。

 

気象条件はコンビニ各社(はもちろんスーパー、その他あらゆる業界)で同じですし、業界最大手にあぐらをかいてしまい絶対王者として君臨してきたことによる「奢り」や「反感」「アンチ」といった層が確実に形成されつつあるのではないでしょうか。

 

セブンぺイのお詫び~加盟店オーナーに約2億円分のquoカード!

そのようななかで、セブンイレブン本部は今回のセブンペイの混乱に対するお詫びとして、全国の店主に一万円のquoカードを配布することが発表されました。

 

 コンビニ最大手セブン―イレブンの本部が、スマートフォン決済、7pay(セブンペイ)の不正アクセス問題で迷惑をかけたおわびとして、全国の店主に1万円分のクオカードを配る方針を決めた。店への支援は、ほかにも検討中という。
出所)「セブン、全国店主に1万円クオカード ペイ問題のおわび」朝日新聞DIGITAL(2019年8月15日配信)

 

ちなみに国内のセブンイレブンの店舗数は2万店舗以上ありますので、単純計算で2億円以上の経費となります。

 

以前、このブログでは、加盟店オーナーを「独立自営業主であり取引先」と見做すのであれば、今回の件は加盟店に対しても謝罪が必要ではないかと書きました。

 

☆参考☆
7payの対応が酷い! 加盟店オーナーには謝罪したのか!?

 

今回その第一弾となったわけですが、こちらもインターネット上の反応はあまり芳しくありません。

少なくない批判として、加盟店より利用客への補償を優先せよ、サービス・システムの改悪が甚だしい、といったものがありました。

 

利用客への補償をすることは記者会見でも発表されていましたし、後者は今回の件のみにとどまらず複合的な不満が噴出しているかたちです。

 

2億円の経費をかけて加盟店オーナーに寄り添う姿勢を示しても批判の声が大きいというところにセブンイレブンへの逆風の強さが感じられます。

 

風向きを変えるだけの力がこれからのセブンイレブンにあるのか、はたまた栄華を誇ったダイエーが衰退したような道をセブンも歩むことになるのか、まさに正念場といったところでしょうか。

 

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