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2020東京オリンピックのマラソンが札幌開催のナゾ!?

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

昨今話題になっていました2020年に開催される東京オリンピックの「マラソン」と「競歩」の開催地が札幌に決定しました。

 

東京オリンピックのマラソンは札幌開催が決定!

 東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、東京五輪・パラリンピック組織委員会、政府の4者協議が1日、都内で開かれ、五輪のマラソン、競歩の開催地は暑さを避ける目的で札幌市に変更することで決着した。唯一、反発していた東京都の小池百合子知事は「都として同意はできないが、IOCの決定を妨げることはしない。合意なき決定だ」と述べた。開幕まで9カ月を切った段階での異例の開催地変更が決まった。
4者協議は報道陣に公開され、ほかにIOCのコーツ調整委員長、組織委の森喜朗会長、橋本聖子五輪相らが出席した。
出所)「五輪、マラソンと競歩は札幌開催 小池知事「合意なき決定」」共同通信2019年11月1日配信

 

第一報を聞いた時には耳を疑いましたが、札幌市への変更で決着したようです。

 

そこにはIOC、オリンピック組織委員会、日本政府、そして開催都市である東京都の思惑において微妙なズレがみられます。

 

東京都としては、花形競技であるマラソンが他都市で開催することによってこれまでの準備がすべてパーになります。
コースなどはすでに確定していたでしょうし、道路の整備や警備などの問題も順調に進められていたはずです。

また、マラソン会場となる周辺の店舗やホテルは観戦客を見込んだ商戦を検討していたはずです。

 

さらにいうとチケットを申し込みした人たちはすでに予定を組んでいるかもしれません。
払い戻しやキャンセル対応などにも影響がでてきそうです。

 

開催都市変更に伴う追加費用の負担は!?

代替都市となる札幌市もこれから準備を進めなければいけませんし多額のお金が必要となってきます。

 

開催都市変更の費用負担についてはどのような契約になっているのか詳細はわかりませんが、伝え聞くところによると東京都が負担する割合が高いようです。

 

すでに麻生太郎副総理は国の負担について考えていないことを示しています。

 2020年東京五輪の暑さ対策としてマラソンと競歩の開催地を札幌市に変更する計画をめぐり、麻生太郎財務相は29日の記者会見で、国が費用を負担する可能性について「ぜんぜん聞いてないから、分からん」とした上で、「五輪は東京都が主催だろ?違うのか?それ以上は答えようがない」と指摘した。
都議会最大会派の都民ファーストの会は、札幌開催に伴う追加経費を340億円以上と試算している。
小池百合子知事は、大会組織委員会側から「国が持つ」と聞いたと説明しているが、組織委側は否定。札幌市は「常設以外は負担しない」との姿勢を示しており、開催地変更に伴う費用をどこが負担するかは明確になっていない。
出所)「麻生財務相「都が主催だろ?」 東京五輪マラソンの追加費用で国負担を牽制」産經新聞2019年10月29日配信

 

ここでも組織委員会、政府、東京都、そして新しく開催都市となった札幌市とのあいだで微妙なズレがみられます。

 

誘致が決定したときはお祭りムード一色だったと思うのですが開催まで残り一年、きな臭い匂いが漂い始めてきました。

 

それにしても、メディア利権等の関係で8月開催となり酷暑のなかのオリンピックであり、札幌市であってもかなりの暑さが予想されます(前回開催は10月でしたが、他のスポーツイベントと重なるため時期を8月にずらしたとのこと)。

オリンピックの楽しみのひとつに世界新記録の誕生がありますが、条件としては厳しいかもしれません。

 

 

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