立春、東風解凍（はるかぜこおりをとく）。旧正月イベントも増加中「とりあえずビール」が売れる！？
こんにちは、さんちゃんです。
立春、東風解凍（はるかぜこおりをとく）
本日は「立春」です。春の始まりを表現しています。
七十二候でいうと「東風解凍」（はるかぜこおりをとく）となります。
こちらも読んで字のごとく、東風（春に東から吹く風）によって分厚い氷を解かし始める時期をいいます。
七十二候については、先日のブログを参考にしてください。
水沢腹堅（さわみずこおりつめる）、週末の悪天候にご注意を！
北陸地方では「春一番」が観測されましたが、関東地方を含めた北日本では吹雪になるなど気温の変化が激しい状況です。
東京では昨日お昼過ぎの１９.４℃を記録してから明け方には３℃とかなりの温度差がありました。
インフルエンザの流行も終わっていませんので、体調管理には注意してください。
明日２月５日は「旧正月」。爆買いのその先へ！
近年では外国人観光客によるインバウンド需要が定着してきました。
今年も「旧正月」（年によって日付は異なる。2019年は2月5日）にあわせて来日する観光客が増えています。
特に中国では一週間から10日間ほどの長期休暇となりますので、中国人観光客のインバウンド需要をみこんだ商品やサービスが展開されます。
なかでも興味深いのは、「爆買い」が一息ついたことから単純な「モノ消費」からアクティビティや飲食など「コト消費」へと消費動向に変化がみられるということです（「中国人客は日本で「取りあえずビール」をやってみたい…… なぜ？」ITmediaビジネス2019年1月31日配信）。
記事によると、SNS「ウェイボー」（中国版のtwitterのようなもの）の分析から、中国人が日本で食した人気メニュー（食べたもの・飲んだもの）のトップ20が紹介されていました。
ここでは、2018年のトップ10を紹介します。
第1位：寿司
第2位：スイーツ
第3位：唐揚げ
第4位：ラーメン
第5位：和菓子
第6位：しゃぶしゃぶ
第7位：抹茶アイス
第8位：日本のビール
第9位：焼き鳥
第10位：串カツ出所）「中国人客は日本で「取りあえずビール」をやってみたい…… なぜ？」ITmediaビジネス2019年1月31日配信
堂々の第一位「寿司」は定番中の定番です。
やはり日本に来たらお寿司を食べて帰りたいというのが中国人観光客の考えのようです。
そして、第2位「スイーツ」に加え、和菓子（第5位）、抹茶アイス（第7位）がランクインしました。
色鮮やかなスイーツはインスタ映えするなどSNSで拡散しやすいですし、比較的安価ですので街中を歩きながら気軽に食べることができるなども人気の理由でしょう。
もしかするとデザートは別腹というのは万国共通かもしれません。
意外なところでは第4位に「ラーメン」が入っています。
日本人の感覚からすると中国が本場だと考えてしまいますが、味や種類が豊富で独創的なラーメンがたくさん食べられるのは日本だけのようです。
そして、「日本のビール」が第8位に入っています。
日本酒が第15位でしたのでそれよりも上位にランクインしていることになります。
記事によると、中国のビールは日本のビールよりも薄いことと、居酒屋でも冷えた状態では出てこないため、日本流の「キンキンに冷えたビール」を求めて来日されるようです。
さらに、日本のTV番組の影響もあって、居酒屋に入って「とりあえずビール」と注文するのがお気に入りとのことです。
そこにはドラマや映画のキャラクターや、居酒屋でとりあえずビールを頼み「赤ちょうちん」を練り歩くシーンへの憧れや再現につながっているようで、単純なビールが好きだという理由を越えて居酒屋の雰囲気も重要になっているようです。
そういえば、昭和から平成にかけてのネタのひとつに「最も売れているビールの銘柄は？」というものがありました。
答えは、
お分かりですね。
「とりあえず」です。
最近はビールを飲まない人も増えてきましたが、古き良き時代を懐かしんでの居酒屋飲みもある意味新鮮で楽しいかもしれません。
平日は難しいかもしれませんが、旧正月のイベントは一週間程度開催されていますので週末に獅子舞や龍舞など春節のイベントをチェックして参加してみてもいいかもしれません。
