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大手ドラッグストア「ココカラファイン」が売場の看板に「3COINS」を使用して謝罪! 商標権侵害とのこと

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

大手ドラッグストアが300円均一を宣伝するために製作した店舗内売場看板「3COINS」が、株式会社パルの登録商標である『3COINS』を無断で使用していたとして謝罪したというニュースがありました。

 

ココカラファインと3COINSがコラボ!?

 ドラッグストア大手「ココカラファイン」は11月25日、子会社の「ココカラファインヘルスケア」(横浜市)が運営する一部店舗で商標権侵害が発生したと発表した。300円均一コーナーの売り場案内看板に、株式会社パルの登録商標である「3COINS」を許可なく使用していたという。
ココカラファインヘルスケアが九州地区の店舗にて、300円均一商品を導入するにあたり、「『3COINS』の商品を導入する」と地区責任者が誤解した。責任者の指示により、売り場案内看板の発注担当者が「3COINS」の商品を売っていると誤解させるような看板を発注。この看板が店内に掲示された後、多くのスタッフが目にしていたが、誰も商標権を侵害していると認識していなかったという。問題となった看板は2019年10月に撤去された。
ココカラファインは「株式会社パル様には長年育て上げられてきた大切なブランドであるにもかかわらず、このような商標権侵害をしてしまいましたことに関し、深くお詫び申し上げます」とコメントした。また、再発防止のために知的財産権に関する従業員教育および管理体制を強化・徹底するとしている。
出所)「「300円均一」売り場に「3COINS」の看板がNGとは知らず… ココカラファインが謝罪」IT media オンライン(2019年11月25日配信)

 

 

500円一枚で購入できる商品を「ワンコイン」と一般的に言われていますし、100円玉3枚で「3COINS」とする表現を一般的なものとして 認識して使用されたのだと思います。

それだけ「3COINS」という用語が浸透しているとも言えますし、『3COINS』のブランドタダ乗りや意図的に誤解を与えるような悪意を持って製作した看板ではなかったようです。

 

とはいえ、商標権侵害が許されるわけではありませんし、場合によっては株式会社パル側から訴訟を起こされる可能性もあります。
そうなってしまえばココカラファインのブランドイメージにも傷つくことになります。

 

そういう意味でも、近年、商標権など知的財産に関連する法律が浸透してきておりココカラファイン側としても「知らなかった」では済まされない問題となってしまいましたが、速やかに公表して謝罪をしたことで世論を巻き込むような大きなバッシングにはつながらないのではないでしょうか。

 

そういえばMONO消しゴムのパロディ「ONO消しゴム」はどうなった!?

先日、似たようなケースとして兵庫県小野市観光協会が企画したPRグッズの「ONO消しゴム」(株式会社トンボ鉛筆の「MONO消しゴム」のパロディ)についてブログで紹介しました。

 

パロディ商品「ONO消しゴム」、アイデアは面白かったのに残念な結果に・・・

 

そこでは小野市観光協会の発注を受けた大阪の会社がトンボ鉛筆の許可を受けずに製造したとして販売中止となった経緯を紹介しました。

 

ブログでも営利目的というよりは小野市の観光PR目的ということもあり、なんとかトンボ鉛筆と和解して再販売になったらいいのにという感想を述べましたが、実際にそのようになりそうです。

 

 兵庫県小野市観光協会が大手文具メーカー、トンボ鉛筆(東京)の「MONO消しゴム」のパロディー版「ONO消しゴム」を無許可で作った問題で、同協会が同社と協議し、作り直しを検討していることが25日分かった。消しゴム1万個を作り直し、催しなどで無料配布する方向で同社と調整しているという。
出所)「無許可でパロディー「ONO消しゴム」作った観光協会 メーカーと協議し、作り直しを検討」神戸新聞NEXT(2019年11月26日配信)

 

もしかすると、ココカラファインと3COINSのコラボもあり得るかもしれません。

両社にとっても話題づくりになりますしデメリットは少ないように感じます。

 

今後の展開に期待が集まります。

 

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