マクドナルドが「ごはんバーガー」！！ 戦略or迷走！？
こんにちは、さんちゃんです。
ファストフードの雄、マクドナルドが「ごはんバーガー」を発売することを発表しました。
マクドナルド「ごはんバーガー」発売！
日本マクドナルドは28日、午後5時から閉店までのディナー時間帯に販売する「夜マック」の新商品として、人気メニューを特製ごはんバンズでサンドした『ごはんバーガー』を2月5日から全国の店舗で期間限定で販売することを発表した。マクドナルドで『ごはんバーガー』が販売されるのは史上初となる。
販売されるのはポークパティにしょうが風味の甘辛いてりやきソースを絡めた『ごはんてりやき』（単品390円）、ビーフパティにスモーキーなベーコンとレタス、チェダーチーズを合わせた『ごはんベーコンレタス』（単品410円）、サクサクした軽やかな衣のチキンパティにレタスとオーロラソースを加えた『ごはんチキンフィレオ』（単品410円）の3種類。定番バーガーの具材や味付けはそのままで、バンズを特製ごはんバンズに変わる。ごはんバンズは100％国産米を炊き上げた香ばしい醤油風味に仕立てられている。
日本マクドナルドの下平篤雄副社長は「夜ごはんに多くの成長チャンス。夜ごはんではパンではなく、お米が食べたいという日本人ならではのニーズがある」と導入の背景を説明し、2016年から構想していたことを明かした。そして「マクドナルドの味をお米で楽しめる」というコンセプトのもと「意外な組み合わせによる微妙なハーモーニーを演出しています」とアピールした。
出所）「日本マクドナルド、史上初の『ごはんバーガー』3種誕生 人気メニューを“ごはん”でサンド」オリコン2020年1月28日配信
ポイントは、
１．『ごはんてりやき』（単品390円）、『ごはんベーコンレタス』（単品410円）、『ごはんチキンフィレオ』（単品410円）の3種類に限定
２．しかも、それぞれ『てりやき』『ベーコンレタス』『チキンフィレオ』の人気メニューの中身は「そのまま」でバンズをごはんに変更
３．夜マック限定
となるのでしょうか。
人気メニューのバンズを変更するだけのため、オペレーションに大きな変更がないことで混乱は起きにくいと考えられます。
また、夜マックのみ、さらには期間限定で顧客の動向をチェックすることで今後の戦略につなげようとしている姿勢が伺えます。
結果次第で、メニューに追加・本格導入、期間限定商品として実施、あるいは廃止、を検討するのではないでしょうか。
定着するか！？ 戦略の迷走か！？
「ライスバーガー」でも有名なモスバーガーでは、定番メニューとして定着しています。
そこにはライスにあわせた最適の具材やソースを丹念に研究した成果とされています。
さて、マクドナルドのごはんバーガーも定着するのでしょうか。
ひとつのポイントは、専用のパティや具材をセレクトせずに現在の人気メニューの具材をそのまま活用していることにあるのかもしれません。
従業員のオペレーションには好材料ですが、顧客目線として、ごはんバーガーの方がおいしいのであればこれまでのハンバーガーは何だったのかということになりますし、やっぱりバンズではさんだハンバーガーの方がおいしいのであればごはんバーガーの必要性は薄れてしまいます。
半年後、あるいは一年後、ごはんバーガーはどのようになっているのでしょうか。
老舗ファストフードの新戦略の行方に注目が集まっています。
