大阪府、出前代行業者に補助制度! 外食産業・顧客・出前代行業の三方良しとなるか!?
こんにちは、さんちゃんです。
大阪府の吉村知事は4月9日、緊急事態宣言を受けて大阪府独自の支援策を発表しました。
出前代行業者に補助制度!
その内容は、
出前代行業者に補助制度をおこなうというものです。
大阪府の吉村知事は、9日午後、記者団に対し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための外出の自粛要請に関連して、「自宅にいる府民の日々の食を支える事業を実施する」と述べ、出前を利用する人にポイントを還元するなど、一定の条件を満たす出前の代行業者に対し、経費の一部を補助する制度を新たに設けることを発表しました。
大阪府の吉村知事は、9日午後、府庁で記者団に対し、「緊急事態宣言」に伴う外出の自粛要請に関連して、「多くの方が自宅で外出を控えて生活している。毎日食事を作るのは大変だと思うし、一人暮らしや高齢の方は、食事を作るのは大変な人もたくさんいると思う」と述べました。
そのうえで、「自宅にいる府民を支える事業をやりたい。出前をするときに、キャッシュバックをすることで支援したい」と述べ、出前の利用者にポイントを還元するなど、一定の条件を満たす出前の代行業者に対し、経費の一部を補助する制度を新たに設けることを発表しました。
具体的には、出前の代行業者が電子決済で1000円以上の注文を受けた際に、利用者に対して500円分のポイントを還元し、府はその半額にあたる250円を事業者に補助することにしています。
出所)「大阪府が出前代行業者に補助制度」NHK NEWS WEB(2020年4月9日配信)
この制度では、外出自粛のさなか、売上が激減している外食産業と日々の献立を考えることが大変な個人、そのあいだを取り持つ出前代行業者の三者を結びつける支援策として注目を集めています。
ちなみに出前代行業者とは、「ウーバーイーツ」や「出前館」などが念頭にあると考えられます。
少しでも三者(外食企業、個人、出前代行業者)が潤い、全員がwin-winの関係になることが理想といえます。
吉村大阪府知事はそのための支援策としてポイント付与のあり方など検討しているようですので、これからの対応に期待が集まります。
東京都も追随!? となれば全国的に展開される!?
本日10日、東京都の小池知事も、詳細はこれからとしたものの大阪府のデリバリー支援に追随するような支援策を発表しました。
日に日に感染者数の伸びが報道され、正直なところ発表されるその数字に(驚きよりも)麻痺してしまっている自分が怖いですが、愛知県に引き続き京都府も緊急事態宣言の対象地域への追加を政府に要望しているようですし、ますます外出自粛の流れは強まりそうです。
西村大臣も2週間様子見といった発言から、ややトーンを変えて人と人との接触を最低7割削減が困難であれば2週間を待たずに追加の施策をおこなうと言っていますので、もしかすると不要不急の外出自粛要請とともに営業自粛要請などより強い発言が発信される可能性もでてきました。
そうなると、大阪府が先陣を切ったデリバリーに対する支援が全国的に展開されるかもしれません。
なんせマスク2枚配布よりも抜群に受けがいいように思えてならないこともあり、大阪府以外の都道府県(都はすでに実施を示唆)にも波及する可能性が高いためです。
政府、地方自治体、国民一人ひとりが、できる限りの知恵を絞りコロナに立ち向かうことが求められています。