トヨタ決算による株価垂直落下!! 日経平均への影響は??
こんにちは、さんちゃんです。
本日、株式市場の場中13:10にトヨタ自動車の決算発表がありました。
トヨタの決算は?
当然のことながら、コロナウイルスの影響で業績の下振れは予想の範疇だったのでしょうが・・・、
なんと、
営業利益約8割減というかなり厳しい決算発表となりました。
トヨタ自動車は12日、2021年3月期の業績(国際会計基準)が、売上高は前年比19・8%減の24兆円、本業のもうけを示す営業利益が79・5%減の5千億円になりそうだと発表した。営業利益が1兆円を割るのは12年3月期(3556億円)以来。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で新車販売の縮小を見込んでいるとみられる。グループの世界販売台数は890万台を見込む。
20年3月期の売上高(米国会計基準)は前年比1%減の29兆9299億円(従来予想29兆5千億円)、営業利益は1%減の2兆4428億円(同2兆5千億円)、最終的なもうけを示す純利益は10・3%増の2兆761億円(同2兆3500億円)。
出所)「トヨタ、営業利益79.5%減 21年3月期見通し」朝日新聞DIGITAL(2020年5月12日配信)
予想はされていたとはいえ、それでもトヨタ神話ではないですが、ある程度持ちこたえてくれるのではないかという淡い期待を打ち砕くに十分でした。
決算発表の直後からトヨタの株価は6655円から6485円まで垂直落下の急落となりました。
その値幅170円とかなりの急落となりました。
最終的には6527円(前日比131円安)で取引を終えましたが、日本を代表するトヨタの決算発表結果がこれから発表される他社の決算発表や、株式市場全体に与える影響は少なくないかもしれません。
本日の日経平均は?
それでは、本日の日経平均はどのようになったでしょうか。
トヨタの決算発表と連動して大きく値幅を下げることはありませんでした。
むしろ午前中に本日の安値(2万293円)をつけて、トヨタの決算発表後も順調に2万457円まで上昇したのち調整に入り、終値は2万366円48銭(前日比24円18銭安)となりました。
本日だけをみると、トヨタの決算発表の影響は、トヨタ自体にはマイナスに影響しましたが、株式市場全体をみるとほとんど影響することはありませんでした。
正直な話、ゴールデンウィーク明け、外出自粛などの緩和ムードも高まっており、日経平均も2万円台を回復している状況をみると、かなり緊張感が緩んでいるように感じています。
一足先に感染者数を激減させた韓国において外出自粛解除の方向性を示したとたん集団感染が発生するという事態になってしまっています。
ソウル市の朴元淳市長は12日、市内のクラブを通じて起きた新型コロナウイルスの集団感染について、感染者が計101人となったと明らかにした。クラブを出入りした客から、家族や知人への二次感染が広まっている。
出所)「ソウルのクラブ集団感染101人 客から家族や知人へ二次感染」共同通信2020年5月12日配信
一部報道では「韓国を見習え」的なものが見受けられましたが、あらためて新型コロナウイルスの感染力の怖さを知るとともに、日本もこれからどのように対応するかによって二次感染、三次感染の被害が拡大する懸念を捨てきれない状況となりました。
明日以降、株式市場がどのような反応の示すのか、
難しい5月相場が続きそうです。