お年玉がキャッシュレス時代へ! 給料も封筒から振込により有難みがなくなりましたが次世代は…
こんにちは、さんちゃんです。
いまやお年玉は「キャッシュレス」の時代に突入しました。
小学生がキャッシュレスでスマホ決済
子どものお小遣いやお年玉にも「キャッシュレス」が広がりつつある。手軽さに加え、子どもが何に使ったか確認できる点が保護者に人気だという。その反面、金銭感覚が身につきにくくなったり、不正利用されたりする恐れもあり、専門家は「キャッシュレス時代に合わせた金銭教育が必要」と指摘する。
「お年玉入れといたよ。使いすぎたらあかんよ」
兵庫県三田市の主婦(29)は今年の正月、「LINEライン Payペイ」を使って小学1年の長女(7)のスマートフォンにお年玉2000円を送った。小学校入学を機にスマホを買い与え、月500円のお小遣いもスマホに渡しているという。
読売新聞2019年1月7日配信
最大の魅力は、使用履歴が残ることです。
つまり、子どもがいつ何に支払いをしたかが把握できるところにあります。
親としては安心感があります。
とはいえ、最大の懸念は、金銭感覚が身につきにくいということです。
この点は極めて重要な懸念をはらんでいます。
生活を一変してしまうかもしれません。
生活激変! 給料は、現金を封筒手渡しから銀行振り込みで父親の威厳が・・・
数十年前は給料日といえば、お札が入った給料袋を手渡しという時代がありました。
そのときは、お父さんが帰宅して、封筒に入った一万円札の束をお母さんに見せることで「一家の大黒柱」(死語か?)として威厳がありました。
しかし、いつの時代からか現金手渡しはほとんどなくなり、いまや銀行振り込みが主流です。
結果として現金を目にする機会は激減し、お母さんや子供たちにとってのお父さんの威厳は・・・。
もちろん、このことだけではありませんが、食事や旅行など生活全般における父親の発言力が低くなり家庭内でのパワーバランスが崩れたひとつの要因としてまことしやかに語られています。
つまり、「お金」の表現方法が、現金そのものから通帳の数字に変化することで受け取る印象が大きく異なるということです。言うまでもなく「現金」が目の前にある方が大きな喜びにつながります。
銀行振り込みの安全性、確実性、手軽さを考えるとこの変化は必然ですが、それにより家庭内でのお金の有難みが失われたことは理解しておく必要があります。
そこにきて、お年玉が「キャッシュレス」ですから、時代の流れとはいえなかなかついていくことが大変です。
私が小さい頃は、ポチ袋ひとつにも興味を持ちました。
また、その重量感や銀色でかっこよかったことから紙幣より硬貨の方がもらってうれしいという時期もありました。
そういう意味では金額それ自体よりも正月行事としてのお年玉だったわけです。
キャッシュレス時代の到来は間違いありませんので、時代にあわせて、しっかりとした金銭感覚を身につけるための新しい金銭教育が必要となってくるかもしれません。
追記。
おとなの世界でも、株式投資がスマホで数字をみて取引できる時代となっています。
近年は株券をみることもなくなりました。ポチっとワンクリックで数十万から数百万、多い人ではそれ以上の金額が一瞬で動くということを考えると、金銭感覚を身につけることは極めて重要だといえます。