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「上司の話は聞きたくない」メロンパンの斬新なネーミング! 感性マーケティングのなせる業!

2019/02/05
 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

JR大宮駅の改札内(駅ナカ)のパン屋さんがおもしろいと話題になっています(「メロンパンの名前「上司の話は聞きたくない」人気上昇」朝日新聞DIGITAL2019年2月3日配信)。

 

「上司の話は聞きたくない」「marry me!!!」・・・

 

ホイップクリームをはさんだメロンパンの専門店「シュークリームメロンパンHAPPyHAPPy」のメロンパンを選ぼうとすると、

 

そのメロンパンのネーミングが斬新なのです。

 

「上司の話は聞きたくない」
「marry me!!!」
「死んでも地獄におちない」
「深夜のおやつジャンキー」
「初恋チーズケーキ」

など、全10種類。すべてメロンパンの商品名です。

 

SNSで話題にもなり、OLやサラリーパーソンに大人気なんだそうで、1日最大1,000個も販売されるヒット商品となっています。

 

奇抜なネーミングの裏にある本質~「感性マーケティング」~

 

そこには名付け親である大槻淳子さんの鋭い視点からの工夫が随所にちりばめられていました。

商品の名付け親、大槻淳子さん(35)は「ショーケースの中は“中年男性”なんです」といい、こう解説してくれた。

メロンパンを販売していると、スイーツ好きは中年男性が案外多いと感じ、中年男性のハートに刺さるネーミングにした。『上司の話は聞きたくない』も、社長の話が長すぎるという私の経験から命名したが、サラリーマンなら誰でも共感できるはず

興味本位で一度しか買わない人が多いのではないかと思いがちだが、実は8割がリピーター。しかも中年男性が目立ち、大槻さんらの読みは的中した。もともとユニークな商品名は、昨秋のハロウィーンの販売促進策として考案した期間限定だったが、好評だったため続けることに。買い物客を笑顔にしたい、面白いはハッピーな気分になれる。こんな発想が商品名に込められている。

出所)「「上司の話は聞きたくない」「地獄におちない」 ネーミングと味に秀でたメロンパンが人気」産經新聞2019年2月3日配信)

 

大槻さんの言葉からはマーケティングにおけるたくさんのポイントが詰まっています。

1.ショーケースの中は”中年男性”~擬人化、パロディ的視点から~

擬人化の一種ですが、メロンパンのショーケースを中年男性と表現する感性は独特のものがあります。
ただし、その感性は思いつきではなく直感と分析力を併せ持ったアイデアであることがわかります。

 

2.ターゲット顧客~中年男性は意外に多い~

このお店では、メロンパン、しかもホイップクリームがたっぷり挟まれたスイーツのようなメロンパンを販売しています。

単純な思考であれば、ターゲット顧客は一般的なスイーツと同様に「女性」しかも「インタ映えを狙って買ってくれそうな若い女性」となります。

 

しかし、大槻さんは日々の販売を通じて「男性」しかも「中年」の顧客が多いことを知っていました。
そのため中年男性をターゲット顧客として「ネーミング」を考えたわけです。

難しい統計分析をしたうえで顧客設定をしているわけではないと思いますが、その感性が導いたアイデアであるといえます。

 

3.共感できるネーミング~中年男性の心の声を具体化~

中年男性をターゲット顧客としたことで、次にすべきことは、中年男性に大志て何を訴求するかということです。

そして、大槻さん自身の体験も踏まえて「上司の話は聞きたくない」という中年男性であれば一度は心の中で思ったことのあるフレーズがでてきたわけです。

 

この共感できるというところがポイントで、理屈や論理では収まりきらない感情や情緒といった感性に注目したマーケティング、販売戦略といえます。

おそらく大槻さん自身は複雑なマーケティングの教科書を読んでネーミングを試みたというわけではないと思います。
それでも、ご自身の感性とお客さんの感性とを的確に判断されて出来上がったのがこの斬新なネーミングのメロンパンということになります。

 

近くに住んでいる方や通勤で利用される方はぜひ一度頼んでみてはいかがでしょうか。

普段の生活では絶対に言うことができない言葉を発することができそうです。

 

追記。

とはいえユニーク過ぎるネーミングのため、注文するのが恥ずかしいという人も一定数存在していそうです。

そういった人のために、商品名とあわせて注文番号のようなものがあれば注文しやすくなるのではないでしょうか。


そうすることで、もしかするとこれまで以上に販売数量が増えるかもしれません。

 

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