時刻表風の歴代元号表がおもしろい! 大学1年生の作品にビジネスアイデアの本質が凝縮されている!
こんにちは、さんちゃんです。
本日は憲法記念日、1947年(昭和22年)5月3日に日本国憲法が施行されたことによる国民の祝日です。
10連休も後半に差し掛かり、少しだらけた気分のなかインターネットで面白い記事を見つけました。
令和を記念した歴代の年元号をエクセルで一枚のシートにまとめた表が話題となっています。
何がそこまで話題を呼んでいるのか、見てみると一目瞭然です。
電車やバスの時刻表風のレイアウトに645年の「大化」から2019年の「令和」までを一覧にしているのです。
時刻表風の歴代元号表
えーっと、次の電車は何分だっけ。えっコレ、電車の時刻表じゃなくて元号じゃん。
この発想はなかった。歴代元号を時刻表風に作成してツイートした投稿が話題になっています。作者にお話しを聞きました。
話題の元号時刻表っぽく作ったのは男子大学生(1年)のナポリタン(端山の人)さんです。縦軸には青字に白抜き、時刻表でいうところの「時」を表す欄には西暦の3ケタ目、もしくは3、4ケタ目を。横軸の「分」を表すところには、西暦の1、2ケタ目を元号の元年年を配置しています。645年の大化から2019年の令和まで1枚のシートに収まっています。
出所)「「天才かよ」この発想はなかった 時刻表風の歴代元号表が話題」デイリースポーツ2019年5月3日配信
注)アイキャッチ画像も記事中の画像を使用しています。
アイデアのつくり方~発想が素晴らしい!!
1枚でまとめることで無味乾燥とした元号の羅列を図表化・可視化しています。
そこには難解なものをシンプルに描くことで、見やすさ・わかりやすさの追求と、時刻表と元号を組み合わせることで一つ一つの元号の時間軸を見事に表現しています。
最初の元号「大化」が645年と600年代から始まるため、表側は「6」とし、それ以降最新の2019年「令和」は「20」となり、まさに時刻表といった見た目となります。
しかも100年間隔で表記されていますから、その間にたくさん元号が変わった時代もあればほとんど変わらなかった時代もあります。
これをみると一目で1900年代は最も少なかったのだとわかります。
歴史を一目でわかったような気持ちにさせてくれる本当に素晴らしい元号表といえます。
これまで時刻表をみたことがない人はいないと思いますし、歴史の授業で元号表をみたことがない人もいないと思います。
当時はただただ丸暗記を強いられたような苦い思い出がよみがえりますが、時刻表風に整理してみることでその時間軸を興味深く眺めることができますし、それぞれの時代に何が起こったのか様々な時代に思いをはせることができます。
デイリースポーツの記事によると、作成したのは大学1年生の「ナポリタン(端山の人)」さんで、作成ソフトはexcelというから驚きです。
しかも作成期間はわずか1日、5月1日に令和が始まってから作成し翌日にツイッターで公開しています。
大金をかけたわけでもなく、難しいソフトを使用したわけでもなく、時間もかけていません。
それでもかなりの反響があったようで、そこには発想の素晴らしさとアイデアを形にする感性が研ぎ澄まされたものを感じてしまいます。そこにはビジネスアイデアの本質が凝縮されているといえます。
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
原著1939年発表の大ロングセラー、商品企画やマーケティング担当者必読の一冊といわれるジェームス・ヤング『アイデアのつくり方』におけるアイデアの定義です。
時刻表と元号表を組み合わせたナポリタン(端山の人)さんの発想の素晴らしさが凝縮されています。
令和の時代を引っ張っていくのはこのような普段目にしているものに少しアレンジを加えたアイデアを形にできる人たちなのかもしれません。
ツイッターということで本名などはわかりませんが、ナポリタン(端山の人)さんのこれからの活躍に期待があつまります。