ヤマハがバイク定額乗り放題サービスを開始! バイク市場の活性化なるか!
こんにちは、さんちゃんです。
拡大する新しいビジネスモデル定額料金制サービス「サブスクリプション」
令和時代に注目されている新しいビジネスモデルとして以前のブログでも紹介しました「サブスクリプション」があります。
☆参考☆
平成の30年間で変化したこと(3)所有から利用へ、生活スタイル・ビジネスモデルの転換
サブスクリプションを単純化すると、料金定額制で利用できる商品やサービスとなります。
これまでも携帯電話のかけ放題(定額料金)など、それ自体は目新しいものではありませんが、その商品やサービスが豊富に出そろってきたところから新しいビジネスモデルとして注目されるようになりました。
たとえば、月額定額料金でコーヒー飲み放題のカフェ、ラーメン食べ放題、高級フレンチ食べ放題といった飲食系のサービスから、家電や自動車など高額商品の定額料金制サービスが始まっています。
先日、トヨタが自動車を購入でもレンタルでもシェアでもない、定額料金制で乗り放題・車種変更可能のサービスを開始するといって話題になりました。
今回、ヤマハ発動機がバイクのサブスクリプションのサービスを開始すると発表がありました。
ヤマハ発動機は、毎月定額の料金を支払えば気軽に中古二輪車に乗れる「サブスクリプション(定額制)」サービスの実証実験を20日から始める。国内二輪車メーカーの先陣を切って、定額制を事業化する可能性を探る。所有にこだわらない消費者を開拓し、縮小傾向にある国内二輪車市場を活性化する狙い。
今回のサービスは月額制で中古二輪車を貸し出す「月極(つきぎめ)ライダー」。来年5月まで約1年間提供し、ビジネスとして成立するかを検証する。出所)「バイク市場、定額制で活性狙う 中古をサブスク、気軽にお試し ヤマハ発が実験」SankeiBiz(2019年5月20日配信)
記事によると、中古バイクを月額定額料金で貸し出すサービスのようです。まずは埼玉県の提携しているバイクショップからスタートして来年5月まで1年間をかけてビジネスとしての検証をおこなうようです。
想定される顧客としては、バイクの免許は持っているけどバイクに乗っていないという人や以前は乗っていたが今は乗っていないという人などです。
さらにどのバイクを購入するか迷っている人にも気軽にお試しで利用してもらえるサービスとしても効果が期待できます。
そもそもバイクはそれ自体が高額ですし、維持費もバカになりません。
中高年のなかには昔はバイクに乗っていたけと今は手放したという人もいます。
趣味でツーリングに行く程度で普段乗らない人などに少なくないのは結局バイク自体を売却してしまったという人たちです。
そういった人たちに気軽にバイクに乗ることができるサービスとして今回の取り組みが注目されています。
今後、日本全国に広がったり、メーカーや車種が増えることがあれば、バイク市場の活性化にもつながる可能性は大いに考えられます。
進化するサブスクリプション、新しい可能性を考える!
「所有から利用へ」といったサブスクリプションはさまざまな領域に拡がっています。
令和の時代には、衣食住など生活すべての領域で一般的にみられるサービスとなっているかもしれません。
たとえば、「住居」のサブスクリプションなども興味深いです。
現在は購入と賃貸のどちらかを選択することが一般的ですが、さらに別の形態としてサブスクリプションで定期的に住み替えができる住居サービスなどがあればそれなりの需要はあるのではないでしょうか。
住居以外でも、絵画、掛け軸、骨とう品系統、珍しいペット、高級食器、楽器、釣り道具、本格的な囲碁将棋の駒や盤など購入したいけど値段を考えるとそこまで購入意欲はわかないというような商品やサービスにとって定額料金制で利用できるサブスクリプションは購入でもレンタルでもない新しいビジネスモデルとして考えられるかもしれません。
次にどのようなサブスクリプションが誕生するのか期待が膨らみます。