紳士服コナカ、サマンサタバサを子会社化へ! シナジー効果が見込めるか!?
こんにちは、さんちゃんです。
紳士服専門店のコナカが、若い女性が顧客の中心を占めるアパレル・ブランドのサマンサタバサを子会社化する方針が明らかとなりました。
紳士服コナカが女性アパレルのサマンサを子会社化へ!
紳士服専門店のコナカは、サマンサタバサジャパンリミテッドの株式31.3%を取得する。コナカの湖中謙介社長個人が所有する株式を会社として取得し、サマンサを持分法適用関連会社にする。
湖中社長は6月21日、サマンサの創業者で前社長の寺田和正氏が保有する62.6%の株式の半分を取得し、寺田氏に並ぶ筆頭株主になった。コナカは、サマンサとのシナジー効果の検討や企業調査を実施。同社への出資が企業価値向上につながると判断し、今回の株式取得を決めた。株式取得日は9月末の予定だ。
出所)「コナカがサマンサを持分法適用関連会社化」WWD JAPAN.com(2019年9月2日配信)
コナカの湖中謙介社長によると、サマンサタバサとのシナジー効果を期待してサマンサタバサ創業者の寺田和正前社長から株式を取得したことで、サマンサタバサはコナカの持分法適用関連会社となります。
ある意味では競合他社も多く斜陽産業といわれる紳士服専門店のコナカが、若い女性を中心に根強い人気を誇るアパレルブランドのサマンサタバサを手中にすることで、女性客の開拓を考えていることがわかります。
スーツだけではなく、小物などについても「ビジネス・カジュアル」の視点でラインナップが拡充することになると、湖中社長が考えるシナジー効果が見込めるのではないでしょうか。
コナカ、サマンサ、両者の株価は!?
コナカがサマンサを持分法適用関連会社とする発表があって本日の東京株式市場ですが、歴史的な閑散市場のもと、両者の株価が堅調に推移しました。
コナカが、前日比9円高の417円と2.21%の上昇で取引を終えました。
そして、サマンサタバサは前日比48円高の277円と20.96%の上大幅昇で取引を終えました。
これからの紳士服業界がどのようになっていくのか、今回のコナカによるサマンサ株式取得がひとつの時代の転換点となるのかもしれません。