NYタイムズからテレビ欄がなくなる!? 日本の新聞はこれから・・・
こんにちは、さんちゃんです。
読んだことがない人でも名前だけは知っているアメリカの「ニューヨークタイムズ」紙からテレビ欄の掲載が廃止されました。
時代にそぐわないことが理由のようです。
ニューヨークタイムズはテレビ欄を廃止!!
米ニューヨークタイムズ紙は、81年間続けてきたテレビ欄の掲載を8月いっぱいで終了した。オンデマンドサービスの台頭に伴い、「番組表という形式が人々のテレビ視聴スタイルに合わなくなったため」としている。
ニューヨークタイムズは、1939年5月18日に初めて紙面でテレビ・ラジオ番組表を掲載。近年は全国版での掲載は取りやめていたものの、ニューヨーク版ではテレビ欄と“What’s on TV”というコラムを掲載していた。
テレビ欄廃止について、2000年代始めからテレビ欄の編集を務めてきたギルバート・クルス氏は、「我々はストリーミング時代を迎えており、番組表という形式が人々のテレビ視聴スタイルに合わなくなってしまった」と説明している。
「昔はテレビ欄を見て『今週はあの映画が放送されるのか!』という体験があったが、今はNetflixなどで好きなときに見たい作品を見ることができる」
ニューヨークタイムズ紙はテレビ欄の掲載を終了することで、テレビ欄を掲載していたアートセクションをひとつのバージョンで印刷できるようになるため、より迅速に読者へ新聞を届けられるとしている。出所)「ニューヨークタイムズ紙、81年続けたテレビ欄終了」Impress Watch(2020年9月1日)配信
81年の歴史があるテレビ番組表を廃止したことは、アメリカにおいてテレビに対する意識が大きく変化していることが伺えます。
日本の新聞ではこれからどうなる!?
記事にもあるように、「今日はこの番組が見られる!!」といったワクワク感は以前ほどありません。
ひとつは、ビデオ録画から始まった録画機能の進展によりリアルタイムで見逃しても後日視聴できる安心感があります。
そしてインターネットでも各テレビ局が過去番組のオンデマンド視聴サービスを充実させています。
現在では、パソコンやスマートフォンからでも番組視聴が可能です。
あわせて地上波番組をはじめとするテレビ番組が娯楽の大半を占めていた時代は終わりを告げており、ネットフリックスやYouTubeなどのメディアも台頭していることは周知の事実です。
とはいえ主要メディアとして新聞社とテレビ局の役割は大きく両者は密接に結びついています。
そのため、今すぐに新聞からテレビ欄がなくなることはないでしょうが、時代の変化のなかで新聞紙面の役割が大きく変わっていくことも十分に考えらえるのではないでしょうか。