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協定・合意を無意味とする文大統領! 日韓関係はこのまま行き着くところまで行ってしまうのか・・・

 
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こんにちは、さんちゃんです。

 

日本と韓国の関係悪化が継続しています。

お互いに譲れないところもあるのでしょうが、先日の文大統領の発言には驚かされました。

 

協定や合意を結んでも意味はない!?

 文大統領は、日本が1965年の韓日請求権協定と2015年の韓日慰安婦合意を掲げ、過去に自分たちが犯した非人道的犯罪行為を否定していることについても指摘した。彼は「過去を記憶し、省察することに終わりはない」とし、「一度反省の言葉を述べたから、反省は終わったとか、一度合意したからと言って、過去を過ぎ去ったものとして終わらせることはできない」と述べた。
出所)「文大統領「日本は正直であるべき…度重なる前言翻しで報復を合理化」」ハンギョレ新聞2019年8月30日配信

 

感情論として過去の出来事の反省や謝罪を終えたら知らんぷりというのは他者(特に被害者)にとっては非常に腹立たしいことは理解できます。

 

が、しかし、国家間の協定や合意について、合意したからといってそれでは終わらないとなれば、どのようにすればいいのか理解に苦しみます。

 

このようなことがまかり通るのであれば、すべての協定や合意がまったく意味をなさないことになります。

 

目が点になるというのはこのことかもしれません。

 

訳語の問題かも・・・

当たり前のことですが、文大統領は韓国語で声明を発表しており、今回の記事の引用元はハンギョレ新聞の日本語版・日本語訳ということになります。

 

その訳語の問題で、もしかすると解釈や言葉のニュアンスが異なるのかもしれません。

 

つい先日もやはり文大統領の言葉で日本を「盗人猛々しい」という極めて強い否定的表現が紹介されましたが、韓国語のニュアンスとはやや異なりそこまで強い表現ではないといった別の記事が紹介されることがありました。

 

また、韓国がGSOMIAを破棄する際に事前にアメリカと話をした際の”understand”のニュアンスを「理解した」と解釈した結果、アメリカと韓国でそれこそ理解が異なるとのやりとりがあったばかりです(一般人であればともかく政治の世界でいる人たちがunderstandのニュアンスを解釈し間違えるというのも謎ですが・・・)。

 

いずれにしても、母語ではない言葉の翻訳に対してコメントを発する際は、そのニュアンスがわからないことからくる解釈の間違いがあり得ることを認識しておく必要があります。

 

このような前提条件を踏まえたうえで、もし今回の文大統領の発言が、協定や合意を結んでもそれで解決しないというものであれば、国家と国家の約束を守りませんと宣言したようなものですから、あまりにも非常識と言わざるをえません。

 

さまざまな過程を経て結果として結ばれるのが協定や合意です。

それこそ、その過程には歴史があります。

 

協定や合意が現在に合わない、現状と齟齬があるというのであれば破棄をする決断を下すことはありえますが、協定や合意を結んでおいて、それが意味をなさないものとして守らない・無視をするという行為は国際社会において無理があるのではないでしょうか。

 

一国の大統領からこのような発言が続くのであれば、これから日本と韓国の関係は行き着くところまで行ってしまうのではないかと不安になります。

 

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